1 あらくれ 庄屋の娘であったお島は、幼少期に農家に貰われたが、結婚を嫌がり東京に逃げ出してきた気性の荒い女である。上京後に酒屋の後妻となるが、女出入りの激しい主人と諍いが絶えず、ある日大喧嘩の末に子供を流産してしまう。家を出たお島はその後、寒村の旅館の女中となり、若旦那・浜屋との関係がもつれ旅館を出たあとは自ら洋装店を開いて商売を繁盛させるなど、持ち前の向意気の強さを発揮するが、いずれも男にほだされ幸せをつかむことができない。やがて、夫となった仕立て職人・小野田が妾を作ったことに愛想を尽かしたお島は、物干し竿を手に二人の逢瀬に暴れこみ…。 ¥330 2 秋立ちぬ 小学校六年生の秀男は父を亡くし、銀座に八百屋を開くおじの店に身を寄せるため、母・茂子と呆野から上京した。そこでいとこの昭太郎と、小学校四年生の順子に出会う。順子は茂子が女中として働き始めた旅館「三島」のひとり娘で、母の直代は月に二、三回やって来る浅尾の二号であった。秀男はすっかり順子と仲良くなった。ある日秀男は、めかしこんだ茂子が真珠商の富岡を歩く姿を見かける。やがて、二人は駆け落ちし行方不明となってしまう。傷心の秀男は、順子と月島の埋立地に出かけた。そして夏休みも終りに近づいたある日、秀男の田舎のおばあさんからリンゴとカブト虫が届く。順子にあげようとしていたカブト虫に逃げられてしまっていた秀男は、喜び勇んで順子の家へ向かうのだが… ¥330 3 浮雲 1955年のキネマ旬報ベスト・テン第1位。林芙美子の同名小説を映画化した成瀬巳喜男=高峰秀子の代表作で、世界の映画史に燦然と輝く名作中の名作。戦時中の占領地・インドシナで愛人関係にあった幸田ゆき子と農林技師の富岡。引き揚げ後も妻ある謙吾との縁が切れず、ゆき子は自活のため身を売る。小津安二郎の言葉”俺にできないシャシンは溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だ”はあまりに有名。 ¥330 4 女が階段を上る時 菊島隆三がオリジナル脚本を書き下ろし、初めて製作も兼ねた作品。バーで働く女の哀歓と客やマネージャーらの人間模様を綴る成瀬巳喜男後期の名作。夫に先立たれ、銀座のバーで雇われマダムとして働く矢代圭子は、店のマネージャーだった小松らと借金で新たに店を持つが、非情なプロに徹しきれずに悩む。実家で療養中に圭子は店の客だった関根、藤崎らと次々に関係を持つが・・・。流されていく女の心理が丹念に綴られる。 ¥330 5 早春 デジタル修復版 倦怠期を迎えた夫婦の危機をシリアスに描いた意欲作 ¥330 6 秋刀魚の味 デジタル修復版 老人の孤独を浮き彫りにした、巨匠・小津安二郎の遺作。 ¥330 7 生きものの記録 水爆の恐怖を凝視する男……果たして彼は真実の狂人なのか!? 反核のメッセージを色濃く出した野心作。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く 他の条件で探す 新着 ランキング 作品一覧 価格から探す 0〜99円 100〜299円 300〜399円 400〜699円 1000円〜