1 氷上の王、ジョン・カリー アイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の英国人スケーター、ジョン・カリー。彼はバレエのメソッドを取り入れた演技で、1976年インスブルック冬季五輪フィギュアスケート男子シングルの金メダルを獲得する。しかし、マスコミが真っ先に伝えたのは、表に出るはずのなかった彼のセクシュアリティだった。同性愛が公的にも差別されていた時代に、ゲイであることが公表されたメダリストの存在は、世界中を驚かせ論争を巻き起こす。しかし、彼は華麗な滑りで多くの人を魅了し続け、現在の日本人スケーターにも影響を与えている。 ¥440 2 フェルナンド・ボテロ 豊満な人生 世界で最も有名な存命の芸術家、フェルナンド・ボテロ。彼の絵画は人間も静物もなぜだかみんなふっくら、ぷっくりと膨らみ、素朴でユーモアに溢れている。本作は、そんな南米のピカソとも呼ばれ、御年90歳を迎えた巨匠画家の素顔と絵画の秘密に迫るドキュメンタリー。幼い頃に父親を失った貧しい少年が、闘牛学校に通いながらスケッチ画を描いていた原点から、対象物をぽってりと誇張する“ボテリズム”に目覚め、《12歳のモナ・リザ》のMoMA展示で一躍注目を浴びアート界への頂点へと辿りついたその軌跡とは?成功の陰にはコロンビア出身という出自の差別、絵画への批判、そして愛息の死と自身の利き手の一部を失った悲劇も涙と共に語られる。幸せの絶頂からどん底へ落ち、絶望から這い上がったボテロの人生を、ぜひその目で確認を。 ¥330 3 アートのお値段 バンクシーやジェフ・クーンズなど現代美術が高額で売買されるアートオークションの話題が、近年ニュースを賑わすようになった。今やアート作品は株や不動産のように投資の対象となり、世界のアート市場はかつてないバブルに湧いている。でもアートの値段って何だろう?誰もが抱くそんな疑問を、アカデミー賞候補監督のナサニエル・カーンが美術界の有力者たちにダイレクトに投げかけながら、アートとお金の関係を探るドキュメンタリー映画。 ¥440 4 ゴッホとヘレーネの森 ゴッホの美術品を世界一収集した富豪、ヘレーネ・クレラー=ミュラー!ヘレーネと美術関係者の目を通しゴッホを描く、アート・ドキュメンタリー!! ¥330