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女性のためのAVレビュー
「ワンルーム #4 お兄ちゃんと受験ととなりんち 里中夏生 南梨央奈」
隣に住む幼馴染のお兄ちゃん（里中夏生）の部屋で勉強を教わっている受験生・梨子（南梨央奈）。彼女は大学に入ってからグンとかっこよくなったお兄ちゃんのことが気になって勉強が手につかず、ある日ついに告白してしまう。
最初は梨子の好き好きアプローチをクールになだめていた夏生だったが、しつこくキスをねだらているうちに豹変し――。
つのだまいこ監督が、密室の中で繰り広げられる男女の胸キュン模様を描くシリーズ『ワンルーム』。４作目になる本作は、これまでよりもちょっと年齢が下がり、イケメン大学生とロリロリな女子校生が主人公。
隣の家のお兄ちゃんに恋しているけれどいつも茶化されて相手にしてもらえないヒロイン。でも実はお兄ちゃんのほうも彼女への思いを胸に秘めていて……というストーリーは、正直「少女マンガか！」と突っ込みたくなるほどのベタさ加減。でも、なんだかんだ言って女なら誰でもこういう展開が好きなはず。ええ、もちろん私もキライじゃありません。
さて、本作のキモは、なんと言ってもお兄ちゃん役の里中夏生くんのキャラ。これに尽きるでしょう。
彼は元々GIRL'S CHの素人企画で発掘された男の子なんですが、服も髪型もオシャレでピアスなんかもしてるちょっと中世的なイケメン。ＡＶ男優はもちろん、エロメンにもなかなかいないようなタイプです。
そんな彼が賢そうなメガネをスッとかけて「ここ、大事だからちゃんと聞いとけよ」なんて勉強を教えてくれる姿は、なんともいえずカッコイイ。梨子ならずともグッとくるんじゃないでしょうか。
ちょっとナルシストっぽいムードもあるんだけど、ずっと見てるとそこがまたクセになるんですよね。
このメガネは他のシーンでも小道具としてちょこちょこ威力を発揮しているので要チェックです。特に梨子にキスをねだられたときにおもむろにメガネをはずし、「男の家でそんなこと言って、誘ってるの？ キスだけじゃ止まんないよ」と押し倒すくだりなんかはドキドキ必至。一人で「おおっ！」と盛り上がってしまいました。
とはいえ、猪突猛進タイプの梨子とは違ってお兄ちゃんは理性的。寸前のところで思いとどまり、結局合格発表の日についに待望の初エッチに及びます。
顎をクイッと掴んでキスしたり、「可愛いね」と甘い言葉を囁いたり、それまでのクールさが嘘のようにイチャイチャしまくる夏生お兄ちゃん。カラミそのもののエロさはまだまだエロメンには及ばないものの、２人の少女マンガ的な胸キュンエッチは萌え度１００％！ キュッと引き締まった綺麗な体も必見です。
ちなみに本作の収録時間は、本編が35分、メイキングを含めても45分とやや短め。
でも無駄なセリフやシーンがまったくなく、萌え心をくすぐる美味しいところだけをギュッと濃縮させているので、物足りなさを感じさせません。
忙しくてイライラしている気持ちを鎮めたい、寝る前にちょっとだけドキドキしたい……そんなときにぴったりの一本じゃないでしょうか。
（ライター ・遠藤遊佐）
（ライター ・遠藤遊佐）
