お知らせ

閉じる

非対応デバイスのため、動画を再生できません。

対応端末
  • 再生する

セールスマン

G
  • 字幕

本年度アカデミー賞(R)で最も注目を集めた話題作!二度目の受賞という快挙!

テヘランに住む若き夫婦の穏やかな日常が、突然降りかかった事件をきっかけに一変する。夫の留守中、妻が侵入者に襲われてしまったのだ。警察に通報して犯人に罪を償わせたい夫と、事件を表沙汰にしたくない妻の感情はことごとくすれ違い、深い溝が生じ始める。やがて苛立ちを募らせた夫は自力で犯人捜しに乗り出すが、その行く手には夫婦の人生をさらに揺るがす意外な真実が待ち受けていた…。

詳細情報

原題
The salesman
作品公開日
2017-06-10
音声言語
ペルシャ語
字幕言語
日本語
作品公開日
2017-06-10
制作年
2016
制作国
イラン/フランス
対応端末
公開開始日
2018-01-10 00:00:00
シェア
お気に入り
レンタル・購入440円~

レンタル(2日間)

アプリでDL可
標準画質(SD)
440
ご注文手続きへ
アプリでDL可
高画質(HD)
550
ご注文手続きへ

キャンセル

サスペンス・ミステリー・スリラー洋画ランキング

セールスマンの評価・レビュー

3.6
観た人
4960
観たい人
7357
  • 4.0

    raintreeさん2021/11/28 13:15

    ファルハディが一貫して描いているのは広義の意味での「近代的自我」の行方であり、祖国イランの歩みを深く響かせながら登場人物たちに宿る空虚さを重要なテーマとしているように僕には思えます。ですからこの作品のタイトルが『セールスマン』となっているのはアーサー・ミラーによる戯曲『セールスマンの死』(1949年)から採ったものですが、どのような『セールスマン』的な状況が描かれているのかを僕たちは観ていくことになります。

    『彼女が消えた浜辺』(2009年)では宗教国家としてのイランの因習を含ませながらも、ほんとうに描いているものは何と対峙しているのか分からなくなる空虚さであり、『別離』(2011年)ではその因習から逃れようとする妻と留まろうとする夫(引き裂かれる子供)を。『ある過去の行方』 (2013年)では一見すると自由を手にしたように見えながらも自意識の空白にとらわれていく姿をそれぞれに描いているように思います。

    これらの作品は連作としても機能しており、因習(のように見える何か)から逃れようとしながらも、自由社会のなかにも居場所はなくイランへと帰国する円環構造をとっているようにも僕には感じられます。そしてアーサー・ミラー『セールスマンの死』もまた、当時のアメリカの「現代」社会がもたらす絶望を描いたものでした。

    その『セールスマンの死』の主人公ウィリーが、過去の栄光にすがりながらも仕事を失い絶望していく象徴として描かれているように、本作の高校教師エマッドもまた、夫としての(宗教的な因習による)誇りにとらわれるあまり妻の心を失っていくことになります。やがて『セールスマンの死』の妻リンダが夫の死によって家のローンを払い終えるという虚しさを味わうのと同じく、本作の妻ラナもまた誇りのあまり人間性を失っていく夫によって事件の解決をみることになります。

    妻を襲った犯人は誰なのか?

    こうした謎(ミステリー)によって物語に推進力を与えながらも、実はその謎には意味がないというのは、空虚さを演出していくファルハディの作風としてほんとうに見事だと思います。印象としてはいわゆる「モヤモヤ感」になるのでしょうけれど、意味合いとしてはそれこそが空虚さがもつ肌合いだろうと思います。

    この夫婦は趣味として劇団に所属しておりアーサー・ミラーの作品を演じるのですが、1つには作品解説として機能させながら、他方では「因習と現代(モダニズム)」に揺れ動く姿としてたいへん有効に機能しているように感じます。モダニズムの意識とはいつでも「演じる」という理性の二重構造のうちに現れるからです。

    そのようにファルハディの洞察はチェーホフのそれと同じく、モダニズムの憂鬱な円環のなかに閉じられていきます。

  • 4.2

    moさん2021/11/21 14:46


    『別離』『彼女が消えた浜辺』同様、人間が誰でも持ってるちょっとした嫌な部分、ずる賢い行動が引き金になって、さらにそれが重なり、どうしようもない結末へ辿り着く。

    アスガー・ファルハディ監督らしい物語。
    下手なサイコ・サスペンスより身近だから観賞後は余計に気持ちが重くなる。

  • 3.7

    すぽんじさん2021/10/02 16:52

    【罪と罰と赦し】

    うわぁあぁぁぁ…モヤモヤがエグい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    私だったら奥さんの選択は出来ないかも…

    観たことある気がする…→観てた。
    襲われた妻とその夫。どっちも辛い。
    辛いのは分かるのだが夫のほうが暴走ぎみ。
    赦すってこんなにシンドイ。

    2019.01.11レンタルDVD*字幕(評2.9)(寝た)
    2021/02/28Amazon Prime Video*字幕

  • 3.0

    めりさん2021/09/24 03:31

    小さな劇団で芝居をしている夫婦。引っ越してきたばかりで妻が襲われてしまうが妻は警察に届けたくない…といったこれだけでもディープな話しですが、話しが進むにつれてどんどんすごい内容になります。それぞれにどこに怒りをぶつけたらいいのか、いろんな感情になる話しです。

  • 4.0

    matsuさん2021/09/24 02:05

    いや〜深かったこの映画!!

    イラン(中東)の男尊女卑問題に鋭く切れ込む傑作…

    妻が性的暴行を受けてケガを負ってしまう…警察に届けて犯人を懲らしめたい夫と警察には絶対届けたくない妻。

    犯人を突き止めた時にも懲らしめたい夫と大事にしたくない妻。

    最初はなぜ妻が犯人探しを拒否するのかわからなかったがよく考えてみると…

    全てにおいて男性が主導権を握る中東社会。警察の取り調べや裁判の中で確実に妻の落ち度に焦点が当てられ逆に責められる(セカンドレイプ)、ということなのでしょうか

  • 3.3

    ノリシゲさん2021/09/09 23:31

    自宅で襲われて警察に届けないとか日本では考えられない。その辺の考え方の違いも見ていてモヤッとした要因かもしれない。
    終盤に判明する事実も、そこからの展開も気分が良くない、後味の悪い作品だった。

    2021-729

  • 4.0

    abemathyさん2021/08/25 12:59

    「登場人物が嘘をついている可能性がある」
    そんなことを考えながら観るのはこの監督の作品だけだと思う。
    稀有な存在だなあ。

  • 3.9

    anguishさん2021/08/13 20:03

    2nd viewing

    ○□日常は国語教師のエマッド・エテサミは妻のラナと舞台劇俳優。自宅が倒壊の危機にさらされ、仲間の劇団員の斡旋で新しい住居を充てがわれる事に、そこには前の住人の女性の私物が残っていた。引越しも落ち着いた夕刻、ラナは夫が帰って来たと思いドアを開放状態にしてシャワーを浴びていたら暴漢に襲われ彼女は体と心に深い傷を負ってしまう…二人は劇作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演していた。

    アスガー・ファルハディ監督で初めて見た作品。結局警察に通報しない道を選択した二人だったが犯人探しに躍起になる夫、表沙汰にしたくない妻。そこには性的な質問によって二次被害を受け、危うくは責任を押し付けられる恐れとこの国が抱えている女性の立ち居地が揺らいでいくのです。ラストの緊張感は凄まじい、善人と悪人という二極化ではなく、正義という名の刃が均しく周囲に突き刺さっていく。

    Wieder dieser wundervolle Film-7

    20180330 21(201)

  • 4.0

    Keiさん2021/08/12 22:05

    イスラムの男尊女卑社会の中で、他人からも文化的と評される、極めて欧米的なバランスに近い生徒にも人気のある教師でもある主人公。
    しかし妻が暴行された事をきっかけに崩れていくペルソナ。
    そんな先進的バランス感覚を持っていたはずが変わっていく夫に、非協力的になっていってしまう妻。

    ミステリー仕立てであるけど濃厚なヒューマンドラマ。
    一般的なイスラムの男女の関係や、都市部での違いなんかの肌感覚は想像するしかないんだけど凄いリアリティー。

    こういう時って理屈とか綺麗な着地点とかじゃないんだよね。
    この人間の理不尽さをきちんと映画に落とし込むのめちゃくちゃ凄い。

  • 3.6

    オレ様さん2021/08/04 22:38

    病人だけど犯罪だ!成敗してやる!!
    って気持ちもわかる
    でも日頃の優しくないその態度
    それ、ほんとに妻のため?
    ありそうな心の葛藤を描いているけど
    舞台との対比が大変おもしろい

レビューをもっと見る
(Filmarksへ)

評価・レビュー

レビューを投稿してください。

    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

    サブジャンルで探す

    カテゴリで探す

    俳優・女優で探す

    キーワードで探す

    ランキングで探す

    リンクがクリップボードにコピーされました