1 世にも怪奇な物語 ジェーン・フォンダ扮する若くして莫大な財産を相続した伯爵令嬢の身に降りかかる災いを描く第1話「黒馬の哭く館」(監督:ロジェ・ヴァディム)、同姓同名かつ瓜二つの男の存在に悩まされる士官をアラン・ドロンが、男と賭博場で対決する美しい女性をブリジット・バルドーが演じる第2話「影を殺した男」(監督:ルイ・マル)、落ち目になり酒に溺れる俳優が異国の地で少女の幻影と対峙する第3話「悪魔の首飾り」(監督:フェデリコ・フェリーニ)の3話で構成されたオムニバス・ホラー作品。 ¥440 2 仁義 マルセイユ近郊の刑務所を出所したコレーは、かつての仲間リコを訪ね、“貸し”を求めるが、断られる。コレーは彼を一喝して大金を手に入れると、パリへ向かう。その途中、パリに列車で護送中に脱走したヴォーゲルがコレーの車のトランクに潜り込んでくる。コレーはリコの追手に捕えられるが、ヴォーゲルに助けられたことで、2人の間に友情が芽生える。しかし、この時の銃撃戦でコレーがリコからせしめた札束が穴だらけになり、使い物にならなくなってしまう。コレーは出所直前に看守から持ちかけられていた宝石店を襲う仕事のことを思い出す。一度は断ったコレーであったが、一文なしとなり背に腹は変えられず、その仕事を決行することを決意、新たな仲間としてヴォーゲルの昔の仲間で元警官のジャンセンを加え、計画を進めるのだが、ヴォーゲルを追うマッティ刑事はある策をめぐらし、罠にはめようとしていた。 ¥330 3 リスボン特急 シモンは表向きはパリのナイトクラブの経営者だが、実はギャングという裏の顔を持っている。ある時、シモンは仲間のルイ、マルク、ポールと大西洋に臨むある小さな町の銀行を襲撃、大金を強奪する。しかし、隙をつかれてマルクが撃たれ、負傷してしまう。一方、パリ警視庁のエドゥアール・コールマン刑事は、ある組織が税関とグルになって麻薬をリスボン行きの特急で運び出すという情報をキャッチする。そして午後7時59分、特急は運び屋を乗せてパリを出発した。シモンら3人はヘリコプターを使った作戦でその麻薬を横取りした。数日後、マルクの死体が発見される。シモンらに口封じされたのだ。コールマンはマルクの身元から犯人を割り出し、主犯がシモンであるとにらむ。仲間を次々と検挙したコールマンは、ついにシモンと対峙する。だが2人はかつて、堅い友情で結ばれた戦友同士だった…。 ¥330 4 恋ひとすじに 1933年にドイツで映画化されたアルトゥル・シュニッツラーの戯曲『恋愛三昧』の再映画化であり、ピエール・ガスパール=ユイが監督、ロミー・シュナイダーとアラン・ドロンの初の共演作となった。 ¥330 5 冒険者たち 『穴』、『ル・ジタン』のジョゼ・ジョヴァンニの原作を、『オー!』、『追想』のロベール・アンリコが監督。せつないほどに美しいジャン・ボフェティの撮影と、フランソワ・ド・ルーベの音楽で綴った、もはや説明不要の青春レクイエムの傑作。 ¥220 除外キーワードで絞り込む を除く