1 独立愚連隊 第二次世界大戦末期の中国・北支戦線を舞台に、鬼才・岡本喜八監督が西部劇のようなスピード感溢れる爽快なタッチで描く戦争アクション映画。北支戦線で敵と対峙している日本軍に、”独立愚連隊”と呼ばれる、各隊の落ちこぼれが集められた警備隊があった。従軍記者の荒木と名乗る男は、この独立愚連隊に潜入し、ある部隊員の死について調査を始める・・・。他の戦争映画とは一線を画した、娯楽映画の醍醐味満載の傑作。 ¥330 2 殺人狂時代 都筑道夫の原作「飢えた遺産」の映画化。元ナチスの将校、義眼に毒針を仕込んだ女など登場人物がくせものばかりで、次の展開が読めない面白さを持った異色の傑作。大学講師・桔梗の背中の傷に埋め込まれているヒトラーのダイヤモンド”クレオパトラの涙”をめぐって、人口調節のため殺人を行う奇妙な団体”大日本人口調節審議会”と、講師の仲間たちが争奪戦を繰り広げていくスリリングで奇怪なコメディ。岡本喜八監督が「理屈抜きに面白いものを」として発表し、カルト的人気を誇る。 ¥330 3 肉弾 太平洋戦争末期に学徒出陣経験のある岡本喜八が、戦争の真実の姿を描こうと私財を投じてATGで映画化を実現した作品。主人公の兵士“あいつ”は、本土決戦のための特攻作戦の準備と称して、砂丘の穴に隠れて戦車に体当たりするというバカげた訓練に明け暮れている。一体何のために死んだらいいのかわからない。“あいつ”は艦隊を迎え撃つために魚雷にくくりつけられたドラム缶に入り敵艦の到着を待つが、糞尿処理船の船長に終戦を告げられるのだった・・・。68年度キネマ旬報ベスト・テン第2位。これがデビュー作となった大谷直子が初々しい魅力を放っている。 ¥330 4 大学の山賊たち 岡本喜八が佐藤允を始め東宝青春スターを総動員して監督した、雪山を舞台とした青春アクション映画。吹雪のために山小屋に閉じ込められた大学山岳部の若者たちの前に、警官に追われたふたり組の強盗が逃げ込んでくる。まるでミュージカルのようなテンポの良さで岡本喜八節がさく裂したスキーアクションの娯楽作。鶴田浩二が山岳部の先輩役で特別出演。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く