1 ボブという名の猫2 幸せのギフト ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセラー作家に転身したジェームズと、ハンサムな茶トラ猫のボブは出版社のクリスマスパーティーに出席した帰り道、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられているホームレスの若者ベンを助ける。ジェームズは自暴自棄になったベンに、路上で過ごした最後のクリスマスの話を始める。それは数年前のこと。ジェームズはボブとともに路上に立ち、日銭を稼ぐ日々だったが、その姿を動物福祉担当職員に目を付けられる。ボブと引き離される不安の中、次々と窮地に見舞われ、ジェームズは最も困難で苦しい選択を迫られることになり…。 ¥550 2 ファーザー ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ?なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか?ひょっとして財産を奪う気か?そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか?現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――? ¥440 3 浅田家! 父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの、やってみたいこと"をテーマに多くのシチュエーションで撮影、ユニークな《家族写真》を世に送り出した写真家・浅田政志。普通の家族が、様々な姿になりきった姿を収めた写真集「浅田家」は、好評を博し、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。 ¥440 4 記憶屋 あなたを忘れない 大学生の遼一は年上の恋人・杏子にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原に相談して杏子の記憶喪失の原因を探り始める。 ¥440