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悪い奴ほどよく眠る

G

立ちふさがる巨大な悪の影!権力と社会悪に挑む、世界の黒澤!!

日本未利用土地開発公団・副総裁の娘と秘書・西幸一の結婚式の日、公団社員が逮捕される。新聞記者達は、五年前、課長補佐の自殺でうやむやになった公団がらみの不正事件を思い出す。幸一はその死んだ課長補佐の息子だったが身元を隠していた。その頃検察に差出人不明の密告状が届き、公団に嫌疑がかかる……。黒澤監督が設立した黒澤プロの第一回作品。現代社会にはびこる政治汚職に鋭く切り込むと同時に、サスペンスに満ちた娯楽映画としても成立させた画期的な作品。オープニングの結婚式のシーンで、一気に人物関係や事件の背景を解明していく巧妙な語り口や、対位法の音楽の絶妙さで、全編に渡って息もつかせない。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1960
制作国
日本
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公開開始日
2015-04-22 15:00:00
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悪い奴ほどよく眠るの評価・レビュー

4
観た人
1934
観たい人
1934
  • 4.9

    サンチョーメノマガリカド星人さん2021/06/05 13:00

    「牛や豚だってもう少し親切な殺され方をしているぞ!」

    汚職事件で自殺した男の息子・西(三船敏郎演)による復讐劇。親友と戸籍の交換をして仇である土地開発公団副総裁の娘と結婚し、その式で父が飛び降りた公団のビル型ケーキを出したり、組織の人間をじわじわ追い詰める。

    上に逆らえず「時々自分が何なのかわからなくなる」ほど、思い詰める部下。昨今のニュースを見ていると、この映画公開から60年を経ても「枕を高くしてノウノウと寝ている奴」が多いのが、とても腹立つ。

    黒澤監督を含め五人で脚本を練り上げたというが、組織と関わる人物一人ひとりのキャラ設定が素晴らしい。気弱な和田、茫然自失の白井。家ではとても悪い奴には見えない副総裁の岩渕。復讐と愛の間で苦悩する西。

    あっという間に観終わったが、評価残り0.1は結末が悔しくて…。

  • 3.7

    二人は幸せな接吻をして終了さん2021/05/15 22:19

    Takato Kanon, who has a delicate beauty, suffered an accident in the winter of 16 years old and slept for nine years without regaining consciousness. By the time he miraculously awoke, the world he knew had changed.

    ……Is a lie!

    Looking at human history, bad guys succeed and good guys fail
    why?why?

  • 5.0

    RBoiさん2021/05/15 10:41

    黒澤明監督、三船敏郎主演のサスペンス作品。

    渋すぎる...
    悪を成敗するのは警察ではなく俺だ。どんな手だっていい。まるでマットマードックとかブルースウェインのようなダークヒーロー感。

    初っ端はいきなり結婚式で長々と説明なく進み、戸惑いながら見てると引き込まれるように理解できていく感じがもう最高でした。

    会話中心に話が進む感じといい音楽の使い方とリズムは第三の男のような感じの雰囲気。

    各カットアングルから照明、音楽まで黒澤感あって文句なしです。

    以上!!!!!

  • 4.7

    凜太郎さん2021/05/14 13:28

    いやー。素晴らしいなぁ。
    黒澤明が日本の最高到達点と言わざる終えないよ。
    鳥肌もんだわ。


    これがなきゃ、ゴッドファーザーだってないんだもんな。

    日本で今、ぐっすり眠ってるやつ誰だ!

  • 4.0

    西郷どんさん2021/05/02 23:22

    私には難しかったが、なんとか最後まで観れた!

    ちょっとセリフが聞いとりにくいねんなー💦

    でも、冒頭の結婚式シーンに影響うけて

    出来た映画がゴッドファーザーってのが、

    おー、なるほどーと思った!

    やっぱり三船さんいいなー✨

    でも、婿さんにしては老けてみえた(笑)

    (追記)

    後から後半見直しました!

    ネットで解説読んで観てみたら、すごくよくわかった!

    いつもは悪役や情けない役が多い加藤武さんが、

    かなりの迫真の演技で、目が離せなかった!

    田中邦衛さんがどこかわからなかった💦

  • −−

    蛇らいさん2021/05/02 03:41

    他の作品と比べ、キレの悪さはあるものの、黒澤映画特有の溢れ出るダイナミズムは健在。

    田中邦衛を偲んで。

  • 4.2

    滝和也さん2021/05/02 01:33

    この時代にこの内容…
    凄まじき才覚としか
    言いようがない…。

    ピカレスクロマンの世界
    すら、黒澤からなのか…。
    現代に繋がるその先見性、
    そして容赦なき世界観。

    「悪い奴ほどよく眠る」

    ゼネコンと公団の入札汚職の裏で蠢く、悪人たち、それに挑む復習者と言う図式のストーリー。悪に対し悪を持って挑むのは、ピカレスクロマンと呼ばれるジャンルであり、後に大薮春彦辺りが得意としているイメージ。これもまた黒澤が原型なのだろうか…。

    ゴッドファーザーで引用された結婚式のシーンから幕は上がる。それはまるで登場人物の紹介であり、その置かれた状況を説明するかの如く。そして汚職に塗れた悪が聖なる儀式で怯え惑う皮肉…。また後で葬式シーンでかかる滑稽な音楽と悪意に満ちた言葉が被る皮肉と並び、黒澤の演出の旨さが光る。

    前半、狡猾に敵を嵌め、追い詰めていく主人公、そして中盤、甘さ故に身バレしながらも強引な手段から復讐へと歩を進め…そして衝撃の展開を迎えるラスト。ピカレスクロマンの王道であり、完全なドラマとして既に出来上がってしまっているが故に、どこかで見たかの様なストーリー、凝視感すら感じる。(復讐者ではないが、松田優作の蘇る金狼も柱は同じ…。)それは後の作品が如何に模倣されたものかと言う事になるだろう。

    何より…あのラスト。憤りすら覚える衝撃。生きていれば必ずある様な不条理、現実を叩きつけてくる黒澤の演出。直接見せないあのやり方が巧み過ぎる。終わった後、思わず漏れた一言はすげえ終わり方したな…でしたし。この時代にこれか…と。

    演者は黒澤組オールスター。主人公、復讐者西役に三船敏郎。復讐と言う悪に染まりながらも、甘さとユーモアを持つ人間味溢れるキャラクターを愚直に演じている。彼の相棒に加藤武。金田一のよし!分かった!の警部で有名だが、これがベストアクトなんじゃないだろうか。彼の慟哭が耳から離れない。ふてぶてしくも愛嬌があり、見事な役。

    敵方に森雅之。娘すら欺く悪辣ぶり。そこが一番悪いシーン。悪であるという意識の欠片もない役人ぜんとした存在が尚怖い。その部下になんと志村喬。小悪党役でもその演技は素晴らしい。その下に西村晃。黄門様です。茫然自失の表情がまた巧いんですよね。

    ヒロインは香川京子。純粋過ぎて白痴かと想わせる(嫌味ですが…)美しく悲しい存在でした…。

    これを見ると今も起こっている事件なんですよね…。どうしても役人、政治家、建設業と言う利権の絡む所には、汚職はついて回る。何も進歩していない。悪の普遍性と言うか…黒澤はそれすら見抜いていて、作品にしたかのようです。悪がのさばる社会への慟哭、加藤武の慟哭がある意味、ヒューマニスト、黒澤の本音でしょう…。

  • 4.4

    MKさん2021/05/01 22:25

    タイトルの出し方とか構図とか細かいところがかっこよい、だからストーリーが冗長だとかそういうのはどうでもよくなる。

  • 3.8

    eba0123さん2021/04/29 15:42

    黒澤明監督作品19作目

    現代社会にも蔓延る政治汚職をテーマに政官財の有力者たちへ復讐を挑む男を描いた社会派サスペンドラマ。

    とても固い内容だと思っていたけどストーリー展開は痛快でエンタメとして面白いし、しっかり社会の闇も描いている硬派な作品だった。

    ラストがなかなかに恐ろしく秀逸な終わり方だった。

  • 4.7

    ぱなさん2021/04/16 23:02

    悪い奴ほどよく眠る

    黒澤明が「自伝のようなもの」の中で、役人の理不尽な牽制のせいで作りたい映画が作れなかったから役人のことを精神異常者とか天才的狂人とかって散々悪口言ってたけど、やっとこういう映画つくれて良かったねって言いたい笑

    真っ暗な夜道とか部屋の中で電灯、車のライト、懐中電灯を使ってスポットライトみたいにする照明

    悪人の娘に恋しちゃうのいい設定
    悪人ではないけど敵の娘ってことで姿三四郎とも似てる

    口笛めっちゃうま
    接吻もうまい笑
    お姫様抱っこもうまい笑





    悪を憎むのは難しいよ
    憎しみをかき立てて俺自身悪にならなきゃできない

    人じゃない 役人だぜありゃ 官僚機構の鋳型に嵌め込まれた特殊な生き物だ

    「役人は上司に累を及ぼすようなことは決して言わない たとえ我が身がどうなろうと」
    「美しい話ですな
    おかげで汚職は後を絶たない
    大物は安心して税金を盗める」

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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