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散歩する侵略者

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世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?
その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。
やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。
当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

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散歩する侵略者の評価・レビュー

3.4
観た人
17474
観たい人
15693
  • 3.6

    りくまさん2021/09/20 18:43

    あ、なるほど、宇宙人にとってはその概念が欲しかった(知りたかった)のか…となりました。後半急に雑になった気がしたけど、こうしか描き方がなかったのかなと思った笑

    龍平くんは元々宇宙人感あるので合ってました()

  • 3.6

    蛸さん2021/09/20 11:11

    最初の現場からタイトルに入るまでのシーンがすごく好き

    人間がぼんやりしてるだけってあんなに怖いんだなぁ

  • 3.5

    ふさん2021/09/18 15:13

    端々に大好きな黒沢清を感じて面白かった。
    主演二人の演技がめちゃくちゃいいんだけど、松田龍平がハマり役すぎて引きずりそう。

    個人的にちょこちょこツッコミどころはあるんだけど、大筋が好きだったので特に気にはならなかったかな、と。

  • 3.7

    しーとんさん2021/09/17 21:06

    前々から観ようと思ってたが、なかなか手が伸びなかった作品。

    「地球を侵略に来た」
    急に言われてもね…
    見た目は普通に人間だし。
    松田龍平は元々なんとなく宇宙人っぽいし。

    侵略によって奪うものは「概念」
    奪われた人間はその「概念」を失う。

    「愛の概念」とは何かを問うSFということか。

  • 4.0

    ユリアンミンツさん2021/09/16 21:01

    概念を奪う宇宙人
    考えたひと天才
    これのおかげでまどマギがすんなり観れた

    家族を奪えば他人
    所有を奪えばヒッピー
    愛を奪えば廃人
    あとなんだっけ…

    松田兄はもともと宇宙人ぽくていい感じだし、誰が考えたか天気予報士の動きをマネさせるセンス!
    フィンチャー黒沢とはまた違う黒沢。

  • 4.2

    フラワーメイノラカさん2021/09/16 18:42

    監督作品を追って観ている中で、これが1番好きかも…。

    田舎の一般道とは思えないド派手な衝突事故を引き起こして、満面の笑みを浮かべる常松由里。
    このタイトルバックから、すでに抜群に面白い。

    多分、多くの人がアレルギーを引き起こすであろう、「概念を奪う」というワンアイディアで突っ切る潔さ。舞台である原作のミニマリズムが冴えている。
    ヌボーっと突っ立っている松田龍平も高杉真宙も、侵略者は3人ともセクシーだ。
    "侵略者"は肩書きで、これは単なる"散歩"なんだから。なにより空虚でなにより優雅でなければ。
    『セーラー服と機関銃』(1981)へのオマージュを一身で体現する常松の、華奢でありながら破滅的に暴走するアヴァンギャルドさも素晴らしい。

    良識ある人間なら侵さないであろうタブーに裸足で踏み込む侵略者たちを観て、ヘラヘラ愉快に笑っている私は人生を損しているのか得しているのか。まあそんなことはどうでもいい。

    「映画≠戦争のメタファー」という、ゴダールら運動世代の理屈。
    それを更にパロディ化している黒沢清が真剣に追求するのは、本物らしさよりもごっこ遊びに他ならない。
    一見陳腐な設定やアクションで構成された本作は、平穏な日常がハリボテであること、だからこそそれを保ち続けることの尊さを如実に表現してくれる。

    日本中から「庵野は大人になった!」と狂った賛辞を受けた庵野秀明より5歳も年上の黒沢清は、未だに幼年期のはじまりから終わりにとどまり続けていた。

  • 2.3

    Foufouさん2021/09/11 03:05

    劇団イキウメの舞台。ノベライズもされているよう。もともと話題性の高いものをわざわざ映画化した理由はなんだろう、こともあろうに黒沢清が、とまずは思うのではないか。

    小劇場に足を運ばなくて久しいが、金もない人も足りない板も狭い…となれば、内容で勝負しようとなるのは必然で、そうきたか! と思わず唸るような脚本に出会うこともしばしばだった。ハングリー精神はもっと称揚されるべし。野田秀樹は言うに及ばす、鴻上尚史や三谷幸喜なんかも、若い頃は今よりだいぶ才気走っていたように思う。

    芝居のシネマタイズで昨今話題になった映画といえば、『カメラを止めるな!』でしょうか。こちらはまだ観ておりません。

    そもそも話題になった芝居だけあって、脚本の着眼点は非常に面白い。これは作り手ならずとも、自ずと想像力を掻き立てられる。

    異星人が地球を侵略しにきた、と。ハリウッド慣れした我々の感覚からしたら、空から巨大宇宙船が到来して有無を言わさぬ攻撃が開始される…というのがあり得べき「侵略」だが、ここで行われるのは、異星人による侵略前調査?としての「概念の剥奪」である。概念、と聞いただけでなんだか難しそうだし、役者がこの言葉を口にする際の違和感は最後まで拭えないのだが(こういう小難しい用語を日常化しようとするところに小屋テントの演劇臭を嗅ぎ取るのは小生だけだろうか)、異星人に乗っ取られた人間の形なるものが、人間の額に指先を触れたばかりで、彼・彼女のイメージする抽象概念を奪い取ることができるというのは、なかなか刺激的な発想ではないか。「自由」という概念がなくなるとはどういう事態なのか、「自他」の区別がなくなるとはどういう事態なのか、「家族」という概念を持たないとはどういう感覚なのか…。

    結論からいうと、招来され得る事態についての作り手の想像力が追いついていないという印象が最後までつきまとう。所有という概念を持たない人々、過去形や未来形を、死や生の概念を、人称の区別を…それらを持たない人々というのが地球上にじっさいに存在しており、もう少し彼らのフィールドワークに基づく知見が脚本に反映されてもよさそうなものだが、概念を剥奪された地球人は多かれ少なかれ痴呆状態になるばかりで、まずは安易である。

    最後にあの概念が当然のように問題になるわけだが、黒沢清は最大の見せ場で逃げを打ったとしか思われない。曖昧にぼかすにしても、俳優のセリフ=言葉のみで観客に丸投げするのは、シネアストとしてあるべき姿ではないと思うが、どうか。小泉今日子扮する医者が、「鳴海(長澤まさみ)のような症例にはいまだ出会したことがない」といい、夫の信治(松田龍平)が彼女を病室に見舞うと、鳴海はベッドの縁に座っていて、その表情は無そのものになっている…。はぁ、どんな症例ですか? と心に尋ねる間もなく、エンドロールと相成るわけで、なんとも尻切れ蜻蛉感が半端ない。

    黒沢清の映画で観客として曖昧なまま放り出されるなんてことは別に今に始まったことではないんですけどね。でも、『アカルイミライ』に感動したのも遠い昔、最近作でいえば『クリーピー』にしても『贖罪』にしても、過大評価されてやしないか? と。話の整合性を云々し始めれば、そういう凡庸さを超えて…とか反論されそうだし、まぁ、それならそれでツッコミ刀は懐にしまって大人しく観ますけど、自衛隊の出動やら反撃やらは記号的に描けばよいと割り切って、数人の迷彩服と数台の軍用ジープを走らせて事足りるのであれば、『スタートレック』のエンタープライズ号が雲海から出現するシーンに胸熱する感性とは一体なんなのか、野蛮で下等なものなのか、是非とも黒沢清に問いたいものである。

    寓意、としての価値を称揚するのもわかるが、映画って、やはりエンターテイメントではないのか、と。長澤まさみの役作りをもう少し深くして、一度は喪失した夫婦関係を一からたどり直すぎこちなさと瑞々しさとを、日常の些事の積み重ねから紡いでいって、その到達が世界の終わりと重なる…というのであれば、それだけで十分エンターテイメントの筋足り得ているではないか。それなのに、少なくとも小生は鳴海の哀切を共有できなかったのだから、やはり作り手の力量なり気概なりは少なからず影響しているとは思うのだ。

    黒沢清には生涯の傑作をそろそろ撮ってもらいたいと、ファンとして切望しております。

  • −−

    よさん2021/09/10 22:08

    〈 2021年16本目 〉
    分かったような分からないような、で終わった💧
    概念を奪うっていう設定はおもしろかった!
    がっつりCG入れられると急に冷めちゃうからそこが残念だったかな〜

    松田龍平と高杉真宙、宇宙人ハマり役
    高杉真宙って普通の男の子の役もすごくハマるのにこういう不思議な雰囲気もあるからすごい、、、

  • 4.0

    あさん2021/09/08 00:09

    レビュー低いけど見てよかった!不思議な感じのSF映画かと思って見てたけど最後は切なさを感じた。タイトルが好き!!!!

  • 4.5

    Chupさん2021/09/07 12:57

    一家惨殺事件が発生した町で、その家族の生き残りである女子高生が行方をくらませた。同じ町で、ある夫婦の夫が行方不明になって数日、別人のようになって帰ってくる。事件を取材するジャーナリスト、ジャーナリストが出会った少年、女子高生、夫。彼らの関係性を軸に、町はどんどんと思わぬ事態へと変わって行く…というストーリー。

    どうやら賛否両論のある作品みたいだが、話の整合性が非常にうまく取れているし、発展性のある思考を持ち合わせた人間という生き物をちゃんと真正面から考えるきっかけになる作品のような気がする。
    ラストも、主題を踏まえれば、思いもつかなかったけれど、合点のいく面白いラスト。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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