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銀座二十四帖

G

代の尖端を行く銀座風俗の中に生きる人間の善意が、如何に生き難いかを描いた井上友一郎の小説を映画化。

京極和歌子には夫との間にひとり娘がいたが、夫の仕事内容が気に入らず、いずれは離婚して娘を引き取ろうと考えていた。その資金作りのため亡き父が集めた絵を売ることにしたが、その中には彼女が少女のころ遠く奉天からやってきた学生に描いてもらった「少女像」があった。想い出の絵を売るつもりはなかったが、“五郎”としか記憶のないG・Mというサインの入ったその絵を画廊に陳列しておけば、その人に再会出来るのではないかと夢見ていた。やがて桃山豪という男が名乗り出たが、想い出の人とは思えない。花屋の三室戸完こと通称コニイから、プロ野球のスカウト三ツ星五郎がG.Mだと聞き会いに行くが、彼は「本物は俺だが、銀座のG.Mを知らないか?」と奇妙なことを言われる。そんな折、姪である雪乃のファッションモデル志望を父親に説得させるべく大阪にやってきた和歌子は、不意に三ツ星五郎から声をかけられ「本物のG・Mは夫に逢えば判る。その人は銀座にいる」と教えられ、彼が何か秘密を握っているような気がしてならなかった。一方でコニイは、急に姿をみせなくなった子分のジープが再びヒロポン中毒になり、銀座のバー「キャロル」にいると聞く。ジープを連れ戻そうと「キャロル」の連中と大乱斗を演じたコニイは留置場へ放りこまれるが、そこでバーのマスターから「G.Mとは三室戸五郎のことで、大陸からの引揚者で年は四十才前後」と聞き、驚く。それはコニイの実兄だったのだ…。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1955
制作国
日本
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公開開始日
2018-06-13 00:00:00
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銀座二十四帖の評価・レビュー

3.6
観た人
209
観たい人
111
  • 3.0

    ベルベーさん2021/06/15 18:45

    森繁久彌の意味のないナレーションがオシャレ。ウディアレンの20年前にこれかあ。しかし、お話としては「第三の男」を結構無理くり翻案したぽい印象は拭えず。

  • 2.8

    あっしゅさん2021/06/12 20:39

    例えば『幕末太陽傳』のような、ある空間にあらゆる人物が流動する映画。ナレーションがあるため、生物を観察するような人間への眼差しがより強調される。理想に燃える人間も、弱肉強食の世界を信じる人間も死ぬし、駅前でのコニーの署名は流れ作業。映像の資料価値は高いが、あくまでファンタジックな虚構銀座。

  • 4.0

    kojikojiさん2021/06/11 10:43

    日本の植民地銀座と森繁さんのナレーションではじまる。1955年の作品。当時の銀座の貴重な映像とともに繰り広げられる銀座の昼と夜、表と裏、善と悪を描いた傑作。映画って本当にいいですね、と思わず言いたくなる、さすが川島雄三監督。
    特筆すべきはキャストの素晴らしさ。これぞ銀幕の女優的佇まいの月丘夢路。明るくて可愛い北原三枝(今まで見た北原三枝で一番良かったかも)。オネエ調の怪しい画家役安部徹。途中でなんとなく役柄わかったけど、なかなかカッコいい大坂志郎。そして三橋達也、花屋のコニー。銀座からポンの密売組織をなくそうと奔走する男。ごめんなさい。今まであまり三橋達也は思い入れがなかった。この作品であまりのハンサムさとかっこよさで思いが変わった。ほかにも脇を固める豪華キャスト!素晴らしい。
    主題歌の「銀座の雀」が随所でいろんなヴァージョンで歌われるのもよかったかな。
    本当に昭和30年の銀座の景色を見るだけでも文化的価値あり。

  • 3.2

    upqさん2021/06/01 00:35

    森繁久彌のフランス語モノマネで「猫の向こう脛」って言ってるのが良かった
    めちゃくちゃ少女な浅丘ルリ子、、!

  • 3.6

    ガルベスさん2021/05/27 00:15

    昭和30年前後の銀座の街の風景をふんだんに味わえる。
    当時の松屋、三越、松坂屋といったデパートの外観も拝めて記録としても貴重。

    ヒロイン(月丘夢路)が大事にする一枚の絵を通して、それを取り巻く人物との関係の揺れ動きが見所なんだろうが、最も印象に残ったのはナレーションの森繁久彌。
    元アナウンサーだけあってさすがに流暢な語り口だし、喜劇人として覚醒する頃のようでOPとEDを得意気に唄っちゃったりデタラメなフランス語を堂々と繰り出すなど芸達者ぶりが際立っていた。

    小林信彦の名著「日本の喜劇人」で最高の評価を得ていたのが何となく理解できたような気になれた。

  • −−

    すいそ水さん2021/05/09 09:34

    「ニッポンの植民地、トウキョウの銀座!!」という衝撃的なナレーションから始まる。
    アメリカ目線でみるとそんなものか。東京から全国に広がった”盛り場”銀座が舞台。

    パリかぶれのキラキラした銀座にはぼろぼろの家屋も浮浪者もチラホラ、バーでの花売り、街灯の絵描き、キャバレーダンスフロア、お座敷遊び、レトロでポップな看板やインテリア、教養層の鼻につく喋り方、芋洗い状態の由比ヶ浜、和物と洋物が当たり前のように同居する、今ではみれないものばかり。

    未亡人との恋物語かと思いきや、正義を貫く者やスパイなど、色々と設定が込んでいる。

  • 2.2

    mamさん2021/05/08 22:59

    15年前に満州で描いてもらった自画像の作者GMさん探しから始まる、色とりどりの人間ドラマ。

    華やかな銀座の街並みをみているだけで、癒される〜。途中ナゾに挿入される各種デパートの紹介も面白かった。

    月丘夢路の美しさと、少女時代の浅丘ルリ子の可愛らしさといったら!チョイ役のファンファン岡田眞澄も若い。

    森繁久彌のナレーションが可笑しくてコミカルなんだけど、謎のGMさんやヒロポン密売人探しなどミステリーっぽくもあり。

    ラスト、昭和初期から変わらぬ佇まい和光のカットで終わるところも痺れる。

  • 3.5

    Rさん2021/03/29 23:26

    神保町シアターにて鑑賞。

    神保町シアターで開催中の『川島雄三監督特集』で鑑賞。
    昭和30年頃の銀座を舞台に、フラワーショップ店主、麻薬密売人、男女恋愛などが絡んだ物語。川島雄三監督の描く銃撃戦も見もの。

    冒頭は夜の銀座を空撮するシーン。そして朝が来る。
    当時の銀座には、魚屋・八百屋・花屋などが軒を連ね、花屋店主(三橋達也)がオート三輪に乗るシーンから物語は始まる。
    花屋で働く孤児3人と店主。そこに通りかかる淑女(月丘夢路)。
    彼女の夫は行方不明、娘は鵠沼の義母のもと、彼女は実家に残された絵画を売って、店を出す元手にしようとする。
    彼女を描いた絵には「GM」なるサインがあり、描いた人は不明。
    花屋店主が面倒見ている男(小沢昭一)が、一度抜け出したヒロポンに再び手を出したことから、店主は「銀座のGM」なる人物を探すのだが……。

    この映画、観ていると、イニシャルがGMの人がたくさん出てきて、誰が絵を描いた人物か?、誰が麻薬密売人か?、が入り乱れて、みんな怪しく見える(笑)

    川島雄三監督がクライマックスに銃撃戦を持ってくる映画って他にあるのか?……更に川島雄三監督作品を観て確認したいと思う(^^)

  • 3.0

    しじらみさん2021/03/28 21:02

    開放感を以て描かれる銀座の街は瑞々しくてとても良い。北原三枝が画面の主役になるシーンはどれも良い。ただ、野球場で「アイス食べたい」と買ってもらったアイスを手に取った瞬間に「お腹空いた」はその場を離れるための建前であるにしてもなんじゃそりゃと思ったし、カットが変わるとアイスを持っていなかったため、どんだけ早く食べ終わったんだとつっこみたくなった。クライマックスが糞どうでもいい説教(しかも長い)というのもどうかと思う。

  • 4.7

    フィネシルさん2021/03/02 21:19

    森繁久弥のナレーションによる銀座の小路が持つ意味への言及など都市が一つのテーマであることは明らかだが、個人的には大阪と東京という二つの都市の対比が面白かった。

    まずのっけから、東京をひねくれて描いている。オープニングで「東京を彩る花々は遠く九州、広島、長野、千葉から運ばれてくる。ちょうど人間と同じように」とナレーションが語るように東京は流通すなわち経済の中心であり、「東京行ったら香水買ってきておくれよ」というセリフが示すように文化の中心でもあって、東京に対してそれ以外の日本は周縁といってよい。
    一方、東京固有の地名である銀座は—冒頭から、郊外のあまり活気のなさそうに描かれる商店街に「銀座」と名付けられ「銀座は銀座でも東京郊外の新田銀座」とおかしく語られており、また後述のように全国津々浦々にその名を街に冠せられるようになれ、乱暴な言い方をすれば銀座はみずからのまがい物を粗製濫造されたわけである。このように東京は人と富を日本中から吸い上げると同時に、作中での表現によれば「日本の植民地」である。昔からそこに住む人間と東京という都市土着の構造や文化もどこかで疎外されてしまうような東京の二面性を、青森出身ながら東京の都市生活を愛し精通した川島雄三は強調しているように思われる。
    そして「全国は北は札幌南は九州まで247箇所の銀座がある」というふうにナレーションは述べているが、そのように東京の地名をあくまで用いず自立したものとして描かれるのが大阪だ。

    地名以外でも都市のつくりも対照的なものとして大阪と東京は描かれているように思う。作中で御堂筋を映した際にナレーションで説明されているように、御堂筋は大阪の端から端を見通してしまうような作りとなっている。(今はどうなのか分からないけれど)

    その一方、この映画のラストショットは銀座の時計台のある通りを映したものであるが、路面電車が蛇行しながら通るこの路は見通しが悪い。この最後は月丘夢路が演じる京極和歌子が彼の元を去るのを三橋達也演じるコニイ(銀座で育った彼は東京を象徴してもいる)が見送った後であるから、余計にこのエンディングは意味ありげである。

    この二人と対照的に作中で成功したカップルは、やはりあっけらかんとした和歌子の姪で大阪出身の北原三枝演じる雪乃と大坂志郎(さすがにこんな理由でこの名前の彼をキャスティングした訳はないだろうが)演じる刑事の望月。大阪を描く際にまず道頓堀を走る船から街を映したショットから始めたのは非常に印象的だったが、作中で「アプレ」と説明され実際和歌子に比べ大胆である雪乃は東京の河を通る船に乗りたがり、一方和歌子はかつて銀座に流れていた河がどんどんと埋め立てられていくことを嘆くなど河に関してもこの二人と都市のコントラストが目立つ。

    大阪と東京の2都市の対比ははっきりと見られるわけだが、こう考えると大阪出身で東京に出て活動を始めた森繁久弥が、喜劇的な語り口をベースに井伏鱒二の訳した于武陵の勧酒を引用したり哀愁を持たせこの劇全体をまとめているというキャスティングもまた絶妙である(こんなこと抜きに、森繁のナレーションは素晴らしかったけれど)

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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