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ちいさな独裁者

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『RED/レッド』ロベルト・シュヴェンケ監督が、驚愕の実話を映画化!

1945年4月。ソ連軍の攻勢によって敗色濃厚のドイツでは兵士による略奪などの軍規違反が相次いでいた。そんな中、命からがら部隊を脱走した兵士ヴィリー・ヘロルトは飢えに苦しみながらさまよった無人地帯にて、打ち捨てられた軍用車両を発見する。その車両にてナチス将校の軍服を見つけたヘロルトは、寒さを凌ぐ為にそれを身に纏うと、偶然現れた上等兵フライタークに敬礼され、彼が自分に従い始める。これを機に大尉に成りすます事となったヘロルトは、小さな村の酒場で略奪者を射殺、さらにはその場に居た兵士を従え、親衛隊を結成させるのだった。そして新たに辿り着いたドイツ国防軍兵士の収容所にて、ヘロルトはさらなる行動を起こす。彼は囚人90人を残虐な方法で処刑させたのだ。まさに独裁者と化したヘロルトはさらなる狂気に走るのだが…

詳細情報

原題
Der Hauptmann(英題:The Captain)
作品公開日
2019-02-08
音声言語
ドイツ語
字幕言語
日本語
作品公開日
2019-02-08
制作年
2017
制作国
ドイツ/フランス/ポーランド
対応端末
公開開始日
2019-09-04 00:00:00
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ちいさな独裁者の評価・レビュー

3.7
観た人
3119
観たい人
6933
  • 3.5

    ゆきのはんさん2021/06/18 23:02

    なんとも言えない…面白かったけど。
    よくばれなかったなーって思うし何人かは気づいてた?っぽいけど言わなかったし生きるために必死なんやね
    えげつない権力得たらどうなんのかわからん
    自分もこうなってたかも知れないのに容赦なく銃殺。すごい

  • 4.1

    bluemercenaryさん2021/06/15 07:52

    1945年4月 敗色必至となったドイツ軍の士気は低下、相次ぐ脱走兵に加え、一般人に対する乱暴狼藉する一般兵も後を絶たなかった。
    そんな規律崩壊もヘロルト誕生の要因だったかもしれない。

    軍服を眼にしてヘロルトに従順した上等兵フライタークにとっては階級が全てだった。
    何も考えずに軍服を着たへロルトの内面はこの時変化した。

    ヘロルトの正体を見破った粗暴な兵士キビンスキーはあえて自ら従った。
    その方が色々都合が良いから。

    ナチスを信じて疑わない警備隊長シュッテはヘロルトに同調する。
    視野狭窄な原理主義者は単純だ。

    囚人の取り扱いに苦慮していた収容所の将校の眼にもヘロルトは胡散臭い。
    しかしながらヘロルトの肩書は好都合だったかもしれない。

    軍服で得た悪運と暴走する狂気。
    戦時末期の混沌と、歪んだ権威主義の成れの果てと安易に語れない。
    何故?  ――  誰もが持っている闇が解放されただけのことだから。
    ヘロルトだけでなく、"共犯者""同調者"にも言える事。
    鑑賞した人間が戦慄を覚えるのは虐殺シーンだけではないんですね。
    誰もがヘロルトになる可能性を認識するから。

  • 3.7

    まゆさん2021/06/12 22:45

    たとえ借り物の権力でもヒトラーのような巧みな話術で堂々と振る舞えば容易に周囲を騙せてしまうんだなと感じました。 
    これが実話なのがまた面白い。
    本国では白黒だったのでこちらではカラーだったのが残念です。

  • 4.0

    Yoshikaさん2021/06/11 22:50

    人って中身じゃないんだなーと思わせる。
    形が人を変える。いい方向にも、悪い方向にも。
    なかなかいい映画。

  • 3.5

    Niotoさん2021/05/30 16:04

    リアル『es』。身の丈に合わない服と権力。

    道端に位の高い軍服が車ごと放ってあるなんて、そんなうまい話あるんですかね。 これもヘロルトの証言でしかないから嘘なのか本当なのか分からないが、本当だとしたら元々の持ち主はどこ行っちゃったのか。
    借り物の権力でも、それを周りに認めさせてしまうヘロルトの頭の回転の速さが凄いし、軍の中のセキュリティガバガバすぎん?大丈夫?

    明確な言葉に表しづらいが、「気持ち悪い」とか「狂ってる」とかそう感じるシーンとかシーンの繋ぎ方がたくさんあった。
    囚人を処刑した後に普通に飯食えている人が大半であったり、縄で繋いで走らせた囚人を必要以上に銃で撃ったり、ホテルのパーティーシーンだったり。
    特に囚人を処刑するシーンで、囚人そのものは映さず呻き声と血の音を使うというのが視覚的には気持ち悪くないけど、1番気持ち悪いと感じた。

    エンドロールが良かった。
    軍服は着ていないけど、ヘロルトみたいに借り物の権力を振りかざしている人は絶対今の社会にもいるし、誰もがなり得るんだと思う。

    CGのレベルと時々現れるモザイクがバラエティ番組みたいで面白かったです!

  • 3.6

    Rさん2021/04/05 21:50

    ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。

    1945年4月のドイツが舞台、敗戦濃厚な戦況下で一人の脱走兵が軍人たちに銃を発砲されながらも逃げ回っている。そんな彼が、乗り捨てられた自動車の中で見つけたのがナチス将校の軍服だった。…このあたりは予告編どおり。
    最初は寒さをしのぐために将校軍服を着ていると、軍隊からはぐれてしまったドイツ兵が「大尉!」と声をかける。着ている服からドイツ軍の大尉と思われたのだ。
    それ以降、彼はヘロルト陸軍大尉として振舞い、「総統の命令で、後方の確認に来た」ことにする。
    「ヘロルトは大尉として生き延びて行くのだろうな…」などと思って観ていると、ヘロルト大尉は次々と命令がエスカレートしていく怖さが描かれる。
    そしてそれがバレそうになると「総統の命令だ!」という切り札的な発言をする。

    ヘロルトは実戦を通じて実力のある指導者ではないにも拘らず、大尉の服を着ているだけで大尉として存在する怖さ。
    「服を着ているだけで権力者にもなれることがある」というこの映画、実は物凄い風刺の効いた作品なのではなかろうか?

    途中、映画『会議は踊る』の有名な挿入歌「♪Das gibt's nur einmal ~唯一度だけ」が印象的に歌われる場面はナイスであった!

  • 4.2

    Imymemineさん2021/03/30 20:58

    肩書きを手に入れたら、その肩書きに応じた役割にのめり込む。
    生き延びるためについた嘘が徐々に取り返しのつかない事態に発展していき、嘘を重ねていくうちにとうとう自身が本来何者だったかを見失う元脱走兵の男の話。

    持ち上げられていくうちに自信をつけていく主人公、そして周囲の人間が主人公に圧倒され徐々に足を踏み外して狂っていく様が生々しい。
    感覚の麻痺の描き方が丁寧でよかった。

    主人公・ヘロルトの最初の仲間、フライターク上等兵の存在が話に深みを出してる。いいキャラクター。

  • 3.5

    あんさん2021/03/23 18:44

    もはや、敵ではなく同じ国の人々を虐殺するという、人間のあまりにも愚かな部分を見せつけられました。周りもそれについてくるのが、戦争がどれほど異常な状態であるのかを示しています。こんなの間違っている、やりたくない、と思ったことはやらないようにしたいですが、同じような状況下では自分も加担してしまうのかもしれません。

    終盤のカオスなパーティーのシーンは好きです。

  • 3.7

    Soraさん2021/03/20 16:57

    この人はもし自分が最初から大尉だったらこんな事してたのかな、それとも嘘を重ねたから酷く虐殺的になったのかな

  • 3.3

    bopapaさん2021/03/17 09:46

    2021年 12本目

    事実は小説より奇なり、だってよ。始まって数分でこんな都合の良い展開あるわけ無ぇだろ!って思いながらも引き込まれてエンドロールへ。まさかの「ヘロルトはその後…」の記述により、ネットで調べたらこれがホントにあった事なのだと知る。めちゃくちゃやな戦争下の世界って。


    全体にモノクロのトーンのシーンが多いんだけど、時代背景を写したからというよりはヘロルトの心理的描写として「虚構の中の自分」を描いた時に、そこには色が必要じゃなかったからなのかな〜?とか勝手に思いながら観てました。

    特に収容所での「効率が良いから」選択したあの方法。めちゃくちゃやな〜と思ってたのですがあれすらまさかの事実。人はここまで他人の命に無関心になれるのかと衝撃。

    戦争に関わらず特殊な状況下に置かれると(ずっと家から出られないロックダウンなんて状況も特殊だと思うし)、心のカタチがどこか歪んでくるんだな〜って思いました。怖い映画。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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