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行き止まりの世界に生まれて
G- 字幕
小さな町で必死にもがく若者3人の12年を描くエモーショナルな傑作ドキュメンタリー!
「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう一つの家族だった。そんな彼らも大人になるにつれ、さまざまな現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく――。
詳細情報
- ジャンル
- 洋画
- サブジャンル
- ドキュメンタリー
- 監督
- ビン・リュー
- 原題
- MINDING THE GAP
- 関連情報
- プロデューサー:ゴードン・クイン,スティーヴ・ジェイムス,ベッツィー・ステインバーグ 製作会社:ダイアン・クォン,ビン・リュー 音楽:ネイサン・ハルパーン,クリス・ルッジェー
- 音声言語
- 英語
- 字幕言語
- 日本語
- 制作年
- 2018
- 制作国
- アメリカ
- 公開開始日
- 2021-02-07 10:00:00
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ドキュメンタリー洋画ランキング
4234
25738
-
4.1
闇を抱えていても発散できる何か。
それがパンクだったか、スケートボードだったか、アルコールだったか。
たぶん違いはただそれだけだ。 -
3.7
mid90と並べられることが多いと思う(わたしは名画座の同時上映で見た)
どちらも同じように胸を締め付けられたが、mid90がどこか個人的な懐かしさを感じさせるのに対して、こちらはもっと大きな、社会・時代を思わせる。あの頃って、今って、どうしてこうなんだろう。というような。 -
4.6
ビンの母が後悔するとおり、過去は過去として存在してしまっているので、それを今更どうにもできない。人生を変えるためには過去自体をやり直して変えるしかない。今更暴力によって傷ついた過去はどうしようもない。
他方その発想はどこまでも自縛する鎖になってしまう。変えられない過去が存在する以上は、あとはその過去を見つめないか、過去の解釈を変えるしかない。過去を見つめれば自分の至らなさ、自分が傷つけた人々の顔が浮かんでしまう。だからザックは過去を見つめず、刹那的に生きる。
でもそんな苦しい過去が、人ひとりの人生を遥かに凌駕する質量で連綿と繋がっていて、最早自身の努力ではどうしようもないと思うようなときでさえ、キアーの父はその過去をまた背負って生きていけ、という。また生まれ変わったとしても、黒人という理不尽な重い十字架をまた背負え、と。
自分は彼らとは同じ世代で、今の世界の閉塞感を共有している。自分の人生を自分で賄わなければいけない途方もなさ。俺だって家賃が払えなくなってしまうのは怖い。そうした恐怖にせっつかれて明日も働く。
たとえ過去は変えられぬものであっても未来は未到来で、であるがゆえにこの世界の結論は行き止まりとは限らないんじゃないか、と思わせてくれる結末だった。
「未来は僕らの手の中」というフレーズは、本当に未来が手中にあることを示すのではなくて、ある意味での祈りに過ぎない。その意味でこの映画のタイトルにも同じ祈りを見たように思う。
ーーーーーーーーーーーー
ずっと住んでいた田端にあるミニミニシネマ、シネマチュプキ田端に、引っ越してからようやく訪れて、ああなんでこんな良い映画館近くに住んでいる時に行かなかったんだろうと後悔するとともに、その過去自体の変えられなさもまたこれから生きる上でまた、今からを変える動力になるのだと。 -
4.0
いつも思うけど人生が苦しいことを自分のせいにする、クソな選択をした自分を悪とするひとがいるけど全然そんなことないですよ、単にクジ運が悪かっただけなので世界ごと全部憎んでこ、わたしはそうします。
あと最初変な邦題つけがち問題きちゃ〜と思ったけど観てみたら納得のタイトルでした。 -
4.0
違いに目を向けて。
その差に気をつけて。
〜〜〜
どっぷりとストーリー線が引かれているドキュメンタリー。mid90sを観た後で、友達に奥行きを拡がるから観に行けと言われて。
アメリカの格差の実体、あんまり日本人の僕には想像しにくい。
だからトランプの分断と大統領選、民主主義と資本主義の限界ライン、明日は我が身だってそりゃわかってても呑気なもので。
大事なことは、貧困と救いのないコミュニティの中でも、うまくやれる人とそうでない人がいるということ。
どちらが悪いとかどちらが劣っているなんてことは一ミリもないはずなのに、
ザックが自らの堕落を嘲笑い同時に恥ずかしくてどうしたらいいのかわからなくても、でも自分のせいって気持ちもあって、そういうのが悔しいよ。
昔の友の距離感とかね。
そして、まさか自分が思ってても女性に対して暴力的であったり、
色んな視点からしか見えてこないものを着地させてやるという監督の意気込みが凄い。
分断なんて飛び越えていくぞっていう意志。
環境が全てなんていう構造主義にあんまりあぐらをかきすぎたくないけど、
あぁ、そりゃなんとなくわかるぞ、って思っていたい、わりとあらゆる人達に。 -
4.0
力のある映画。ドキュメンタリーとしては傑作。それぞれの複雑なバックグラウンドを抱えながらスケートとゆう空間で繋がっている若者達を描いた作品。
とても考えさせられる。
作者が長くカメラを回し続けたから、作者自身もそのコミュニティの一部だったから撮ることのできた名作映画。 -
4.6
監督のビンにとにかくありがとうと伝えたくなるそんな映画。自らの苦しみと向き合い、実の母親へインタビューするシーンは自身も相当な葛藤があっただろうし、敬意しかない。この時代、この環境で生きたビンだからこそ撮れた映像の凝縮。
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3.9
現実は正解だ、の談志の言葉を思い出した。うまくいかないと思う日もいつかの笑い話になればいいなぁと願う。
-
3.6
生まれ変わっても黒人になりたい。
黒人はいつも問題に立ち向かってるからだ。
白人が問題として訴えてる色々に対して気にもならない。 -
4.2
逃避と救済は同じかもしれない
苦しくなんの清々しさもなくライフゴーズオンに明るさを感じないが美しさのきらめきは確かに存在する
(Filmarksへ)