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乱れ雲

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交通事故で夫を失った女性と、加害者の青年との純愛を描き、巨匠・成瀬巳喜男監督の遺作となった傑作メロドラマ。

交通事故で夫を失った女性と、加害者の青年との純愛を描き、巨匠・成瀬巳喜男監督の遺作となった傑作メロドラマ。妊娠中に夫を交通事故で失った由美子は不幸のどん底にたたき落とされる。加害者である三島は不可抗力による交通事故で無罪とされ、青森へ転勤となった。二人は慰謝料をめぐって何度か顔をあわせるうちに、いつしかお互いに愛を覚えるようになる。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1967
制作国
日本
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公開開始日
2021-02-05 10:00:00
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乱れ雲の評価・レビュー

4
観た人
707
観たい人
631
  • −−

    gさん2021/07/26 23:49

    ある出来事をきっかけに急に軽薄になる三島や旅館に向かう途中での交通事故など、設定にややムリがあるように感じる。ただそれでも、今はなき日本の風景と往年の銀幕のスターの掛け合いを映像で見られるだけで平成生まれの自分は満足してしまうのである。

  • 5.0

    IMAOさん2021/07/20 23:28

    映画館で何度も観ているが、DVD廉価版が出たので購入。

    成瀬巳喜男といえば『浮雲』が代表作だし、『乱れる』や『女が階段を上る時』といった高峰秀子が主演映画を思い浮かべる人も多いだろう。でも原節子が主演の『驟雨』だって面白いし、かと思えば『おかあさん』や『秋立ちぬ』の様な子供が主演の映画を撮らせても巧い。どれも大好きなのだけれど、僕が一番回数を観ているのはなんといってもこの『乱れ雲』なのである。完成度からいえば多分、高峰秀子の主演作品の方が高いだろう。でもこの『乱れ雲』は、成瀬巳喜男の演出力が一番判る映画だと思う。

    1967年、成瀬巳喜男の遺作となる作品。通産省官僚の夫を持つ由美子は、ある日夫を交通事故で亡くしてしまう。その夫を轢いたのは、ある商社の男・三島だった。三島は慰謝料を払うことで由美子に償おうとするが、由美子は実家の青森へと帰ってしまう。だが、事故を起こしたことで左遷された三島も偶然青森へと赴任する。そこで二人は出会うことになるのだが…

    こうしてプロットとして書き出してみると、結構無理のある脚本である。まずここが難しい。そして主演の二人は加山雄三と司葉子である。加山雄三はこのころ『若大将』シリーズもひと段落つき、彼自身も東宝としても色々とチャレンジしているところだったと思う。だから黒澤の『赤ひげ』にも出演したりして芸の幅を広げようとしていたのだし、成瀬の作品でもこの前の『乱れる』にも出演している。だが、共演していた高峰秀子に「あの当時の加山さんは本当に何もできなくて」と言わせる程度の力量だった。そして司葉子も高峰秀子に比べるとやや力不足を否めない。そうした諸条件が決して良くないにもかかわらずこの映画は傑作となっている。なぜなのだろう?その理由はいくつかあると思うのだが、やはり成瀬巳喜男の「透明な演出力」によるところが大きいと思う。

    成瀬映画にはよく「色がない」と言われる。確かに黒澤の様なダイナミズムも無く、溝口の様なスタイリッシュさも無く、小津の様な様式美も無い。そういう意味で成瀬の映画には「目に見える」スタイルは無い様に思える。だが、もちろん彼にだってスタイルはある。でもそれが見えにくく透明なだけだ。
    例えばこの映画の中で、加山雄三演じる三島が浜美枝演ずる恋人と別れるシーンがある。加山のアパートに来ている浜美枝は、加山が青森に転勤になると聞いて、加山に身を委ねようとする。ここの人物の動きとカット割は見事だ。細かいカット割は映画を観てもらうしかないが「浜美枝が窓を閉めてカーテンを閉める」「窓からの光が変わって気づく加山」「浜美枝近づく」「加山近づく」「窓外にカメラ出る。しばらくしてカーテンが開けられる」と言葉で書くとわかりにくいが、ここはセリフではなくカット割と人物の動きだけで感情をうまく示している。これは多分、成瀬がサイレント期から活躍してきた監督の証でもあるのだが、役者の力量に頼らない巧い演出だと思う。こういうシーンが成瀬映画にはたくさんあるし、それは彼の映画に共通した独自のスタイルだ。彼はカット割と人物の動きで登場人物の感情を表す名手だったのだ。
    その一方で成瀬は役者の個性もうまく利用する。この『乱れ雲』の加山雄三はある意味「若大将」の延長線上にある。司葉子に告白する時、彼は直球に「僕はあなたが好きだ」と身も蓋もないセリフを吐く。でもこれは加山雄三だからこそ説得力のある台詞なのだ。成瀬には加山の使い方がよくわかっていたのだと思う。演技力ではなく加山雄三が「若大将」でありつつも成瀬映画の人物として生きる方法を。司葉子にしてもそうだ。彼女の表情は変化に乏しく、とても表現力があるようには思えない。だが、成瀬はそんな司葉子の「後ろ姿」とてもうまく使う。この映画には何度も司葉子の後ろ姿が現れる。そしてラストカットも彼女の後ろ姿で終わるのだ。

    でもこうした成瀬のスタイルは、目に見えにくく地味でわかりにくい。でもだからこそ、成瀬の描く登場人物たちは古びない。彼らの一挙手一投足を彼独特のカット割の中で表現した成瀬。この『乱れ雲』はそんな彼の集大成とでも言うべき遺作だし、武満徹の名曲とともに忘れ難い傑作になっていると思う。

    少し余談が、今回出たのはDVD。せめてBlu-rayで出して欲しかった。しかもリマスターでも何でもない。東宝という会社は本当に文化としての映画にまったく無関心な会社で、儲かることしか興味がない。映画好きは雇わないと有名だし、映画会社というよりは不動産会社に近い。日本で一番大きな映画会社がこういうビジネスモデルだから、日本映画はダメになってしまったのだと思っている。

  • 4.4

    バティさん2021/07/18 22:35

    これ「乱れる」観ているとミスリードできて面白いので未見の方は「乱れる」先に観るといいと思う(Netflixにあります)。

    事故とはいえ夫を轢き殺した相手との運命の巡り合わせと地獄み...。次第に心惹かれあっていく展開は「⁈」なところはあるものの常に亡き夫を想起させる相手という点で変則ガタカ・ドクトリンであった。場面構築がお見事でした。

  • 5.0

    sanjuroさん2021/06/29 20:04

    傑作。司葉子と加山雄三は二人とも難しい役を演じたと思う。
    映画冒頭の事故から二人がいかにしてにお互いに惹かれていくか、観客は固唾を呑んで見守ることになる。手を握るシーンだけでもかなり背徳的で官能的だった。
    武満徹の音楽も素晴らしい。

  • 3.7

    残像さん2021/06/29 03:41

    この映画、とにかく全てがスクリーンに示される。人物の内面は外在化され、目に見えるかたちで提示される。そしてそれらがことごとく美しいカットとして連なっていく心地よさ。本当に素晴らしい。これは自宅のテレビで見るもんじゃない(テレビで見た)。

    しかし以前見た時は気にならなかったけど、この映画、酒を飲むシーンがやたらと多い。ちょいとビールにはじまり、バーでの静かな酒に芸者遊びの酒宴まで。酒を飲むシーンのバリエーションで出来てんじゃないかっていうくらい。飲みすぎ。

  • 4.6

    がくさんさん2021/06/17 21:31

    アメリカ映画的であり、ヨーロッパ映画的であるものの、この映画は職人気質の日本人が撮った生粋の日本映画である。酔っぱらい千鳥歩きの司葉子の後ろ姿ミディアムショットからの、逃げるように去っていく彼女をただ見つめる加山雄三のロングショットの流れが神がかっている。傘のシーンはかわいいし。個人的に成瀬は当たり外れが大きいが、今作は大当たりだ!!最高!

  • 4.5

    蟯虫さん2021/06/17 15:44

    動作によって繋がれていく編集、特にずっと視線を下に逸らしてきた司葉子が階段&キスのところで加山雄三を見上げ真正面から見つめる切り返しにはグッときた
    全編ただならぬ緊張感が蔓延してるだけあってカフェでの態度悪いおばはんの即答とバスの爺のシーンは笑える

  • 3.9

    一さん2021/06/08 22:09

    成瀬巳喜男監督の遺作

    交通事故の被害者と加害者の男女が、憎しみと愛情のはざまで揺れる姿を繊細に描く

    遺作となった本作ですが、まさに女性を美しく描き続けてきた監督の集大成と言えるような素晴らしい作品で、初めて観る成瀬監督のカラー作品でしたが、やはり女性を撮るのが天才的に巧い監督はカラーだろうがモノクロだろうが関係なく魅せてくれる

    リアリティもなければ、『乱れる』みたいに引いちゃうような禁断の愛ではあるけど、結局は成瀬らしい悲哀のある見事なメロドラマという仕上がりになってるからさすがである

    被害者と加害者という決して結ばれることのない関係性の絶妙なやりとりや葛藤を、落ち着いアングルから緻密に計算された脚本と構成で観客に提示し、雨などの自然描写の扱い方も非の打ち所がない

    さらには、直接そういったシーンはないのにもかかわらず、そこはかとない官能的な色気を作り出すのも相変わらず凄すぎる

    加山雄三もかわいいし司葉子の凜とした美しさはもちろん、面影ありまくりの若かりし森光子がチャーミングだったのも非常に印象深い

    全然関係ないけど、終わってからなぜが本作の予告が流れ始めたけど、一体何の仕様なのだろうか

    〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿100% 〉
    〈 IMDb ※7.8 / Metascore - / Letterboxd 4.1 〉

    2021 自宅鑑賞 No.390 U-NEXT

  • −−

    まぁ坊さん2021/05/09 23:24

    メロドラマだ!
    他の女にはすこぶる冷たいが、好きな女にはグイグイいく男。DVしそう。
    乗り越える壁が夫の死のみだから、二人が恋に落ちるまで結構じっくり。そう思うとサークってエグいなと思った。歳の差、禁断の恋、失明、階級とか忙しい、、

  • −−

    Tatsuさん2021/05/02 15:01

    あえて省略をあまりせず、加害者と被害者の関係を克明に映した上でメロドラマに移行させるのが成瀬の容赦ないところであると思う。2人のロマンスの障害が罪悪感というのも、非常に内省的で成瀬らしい。『乱れる』よりは複雑さがない映画だと思った。が、バスを切り返しで見送る雨の中の2人や、踏切を待つあの時間は迫真に迫る。デヴィッド・リーンの『逢引き』ばりに、人が恋に落ちていく過程を丁寧に切り取る。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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