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わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない
G- 字幕
2017年にマレーシアのクアラルンプール国際空港で起こった、北朝鮮の朝鮮労働党委員長・金正恩の実兄・金正男暗殺事件。
2017年。クアラルンプール国際空港で、北朝鮮の最高指導者 金正恩の実兄、金正男が殺された。暗殺者として捕まったのは、なんの訓練も受けていない20代の無邪気な女性二人。彼女たちはいかにして実行犯に仕立てあげられたのか…。奇妙かつ大胆で、謎のベールに覆われた暗殺の真相に迫るドキュメンタリー。事件の背後に暗躍する北朝鮮の工作員、何も恐れず勇敢に闘う弁護団、そして国際報道記者たちの姿を通して、信じがたい暗殺計画の全貌を時系列に沿って克明にあぶり出す!
詳細情報
- ジャンル
- 洋画
- サブジャンル
- ドキュメンタリー
- 監督
- ライアン・ホワイト
- 原題
- Assassins
- 音声言語
- 英語
- 字幕言語
- 日本語
- 制作年
- 2020
- 制作国
- アメリカ
- 公開開始日
- 2021-04-07 10:00:00
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ドキュメンタリー洋画ランキング
842
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-
4.2
これは見応えのある骨太なドキュメンタリー作品。
2017年にクアラルンプールで起こった金正恩の異母兄である金正男の暗殺事件のニュースには、その犯行時の空港の監視映像と金正男が死に至る映像でかなり衝撃的であった。殺人に使われた凶器が、かつてオウム真理教が男性会社員1名を毒殺したVXガスであった事も思い出した。
その後、実行犯の若い二人女性が逮捕され、彼女たちに殺害指示をした北朝鮮の工作員はすぐに国外逃亡、もしくは、在マレーシア北朝鮮大使館に匿われていた事までは知っていた。
が、その後、実行犯として逮捕された二人が2年間かけて、このような裁判を受けていた事実までは把握していなかった。
このドキュメンタリー作品では、この二人の肉声や両親や友人、二人の弁護人、この事件を追いかけたジャーナリストたちを追いかけ、実に分かりやすく、事件の本質に迫っている。
特にワシントンポスト紙の北京支局で北朝鮮問題を追い続けている女性ジャーナリストの発言部分で、金一族が歴史上どのように国家を統治したか、金正恩と金正男を含んだ一族の相関図、二人の関係性、暗殺の直接的動機となったと思われるCIAの関わりなどが非常に分かりやすく説明されているので、北朝鮮のお家事情に詳しくない視聴者が観ても入っていきやすい。
このドキュメンタリー作品の素晴らしいところは、映像作家の憶測など入れ込まず、実行犯となった二人の若い女性が登場した過去のSNS上の動画や裁判時の映像や音声を可能な限り多用していることで、ただただ豊かな生活を夢見てベトナムとインドネシアから出稼ぎでマレーシアで働いていた二人が、いかに巧みに北朝鮮の工作員に暗殺に利用されていったのかを克明に順序立てて描き出している点。
ある意味凄いなあと思ったのは、二人に直接接触した北朝鮮の工作員二人の顔がハッキリと映し出されているところ。この二人を含めた北朝鮮の関係者8名は国際裁判では何の裁きも受けてはいないが、実際のところ、口封じのために北朝鮮で死刑に処せられているのではないだろうか?それとも整形をして、今も工作員としてどこかで暗躍しているのか?
北朝鮮の工作員の手口は周到かつ実に巧妙。「日本で流行っているドッキリ番組に君たちも出てみないか?」と、実際に女優志望の政治等には疎い純朴な若い女性に近づき、何度も偽物の撮影を繰り返し、「相手の眼をもっと長い時間キツく押さえないと面白くない」と、本番の暗殺時には確実に金正男氏を殺せるよう指示するなど抜かりがない。
にしても、今回の工作員も日本人と偽って接触しているし、1983年の大韓航空機爆発事件の実行犯二人も日本人名義の偽パスポートも持っていたが、いまだに日本が北朝鮮に好き勝手に利用されている事実にも憤りを感じる。
実行犯の二人の女性は、クアラルンプール空港で起こった事件なのに、それぞれインドネシアとベトナム国籍であった事、マレーシアの検察側が速やかに彼女たちに有罪で死刑判決を下そうしていた辺りも、北朝鮮とは親密な関係にあるマレーシア政府の底知れぬ深い闇も感じさせる。
作品の最後の二人の女性の笑顔とメッセージに多少なりとも救われる。
-
3.3
金正男暗殺の殺人犯として逮捕された二人の若い女性や彼女たちの弁護士の側から、金正男暗殺事件の真相を描いた、ライアン・ホワイト監督のドキュメンタリー映画。
当時この事件に興味を持ってニュース報道等を見ていた(私のような)人にとっては、本映画で新しい真実が特に明らかになるわけではないので、そういう意味では期待できないが、裁判の様子とか、拘留時の二人の女性と弁護士のやり取りの肉声などは貴重。一方で、この事件をよく知らない人にとっては、一見の価値あり。ある国家が他国の一般人を使って自国の要人を暗殺するという、小説にしか出てこないような事件が実際に起こるんだということを、目の当たりにできる。息子にディスニーランドを見せたいという理由で日本に密入国するなど、どこか憎めないキャラだったが、一方では常に暗殺の可能性に怯えながらもCIAに協力するなど、金正恩にとっては目の上のたんこぶだったのだろう。もちろん恐怖政治の体制を維持するという理由もあるだろう。
本映画を見終わってあらためて感じるのは、果たしてこの世には正義(justice)というものがあるのだろうか、ということである。 -
4.1
自分の身は自分で守るをめちゃくちゃ実感するあり得なさそうであり得る実話。
本当にこういう若い子を利用することに
憤りを感じる。 -
3.6
ドキュメンタリーとは思いたくない、女の子たちの脆くて儚い感じ、現代の女の子たちをターゲットにされた他人事とは思えない
-
4.0
やっとレンタル開始した。日本のドッキリ番組と騙されてあちこちでドッキリ撮影をした後の最後の撮影が金正男の暗殺。マレーシアも無茶苦茶な国で後味悪い。素晴らしいドキュメンタリーでした。
-
3.6
報道されたこと以上の事に触れた内容はあまり多くなく、知ってることと「まぁ、そうだろうなぁ」と言った内容をなぞった感じ。
実行犯にされた女性2人、シティとドアン。
インドネシア人とベトナム人、国籍が違うだけで途中から辿る運命が違ってくる事が恐ろしい。
国の事情で一般市民の運命はゲームの駒のように操られ、捨てられる。
人の人生を何だと思ってるんだ…と腹立たしく思う反面、いくら『イタズラ動画』企画だからと、それに乗ること自体もどうなの?って思ってしまう。そのイタズラ、かなり迷惑行為以外の何ものでもありませんから!
『日本人にはウケる』とか言ってたけど、日本人でも笑えんわ‼️‼️‼️
特にドアンは、釈放され帰国時のややスター気取りなのが「え?」という感じで、騙されたとはいえ、国を、はたまた世界を揺るがすような暗殺事件に加担してしまった事の罪の意識が薄すぎて、同情出来なかったな…
とはいえ、こんな大事件の黒幕まんまと逃がして特に追求されることなくで片付けられてることが怖い。 -
4.4
▪️JPTitle :「わたしは金正男を殺してない」
ORTitle:「Assassins」
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/10/10
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-191
🕰Running Time : 104分
▪️Director : ライアン・ホワイト
▪️Writer : ※※※
▪️MusicD : ブレイク・ニーリー
▪️Cast : シティ・アイシャ 、ドアン・ティ・フォン
▪️Review
衝撃的な事件は2017年2月13日、マレーシアで起こりました。金正恩の異母兄である金正男が、クアラルンプール国際空港の出発ロビーで若い女性二人に殺害されました。その時の防犯カメラ映像はすごく印象に残っています。しかしながらその後の顛末は日本ではあまり報道されなかったのか、私が気づかなかったのか、そのまま知らずに今に至っていました。。。
そして本作。鑑賞してとてもその事実に驚愕し、そして怖さすら感じました。北朝鮮の狡猾さと恐ろしさ、そして個人の生命より国の体裁やメンツ、これらの背景の犠牲になった二人の若い女性、ほんと事実とは思えない想像を超えた秀逸なフィクションのように展開していく劇場型犯罪、ミステリーに釘付けになりました。
ドキュメンタリー映画としては、丁寧に事実を紐解いていく本作の完成度の高さは素晴らしいの一言。背景にこんな物語があったと言うことをまざまざと知らしめてくれます。弁護士や記者、そして両被告の、自由、法、人権、事実を守るための闘いの記録。。。それが現代社会ならでは二人の普通の女性たちがSNSを通して暗殺者に仕立て上げられていくまでの様子がほんと恐ろしい!!
日本にとっても感化できない北朝鮮という国の事実、そしてアジア諸国、アメリカとのそれぞれの関係と立場、国際協定では製造してはいけない神経ガス兵器の国外での使用など人の倫理や道徳を超えたものの、絵も言えない恐ろしさを感じた作品です。
▪️Overview (映画. comより)
2017年にマレーシアのクアラルンプール国際空港で起こった、北朝鮮の朝鮮労働党委員長・金正恩の実兄・金正男暗殺事件。この事件の闇と真相に迫ったドキュメンタリー。白昼のマレーシアの空港で、金正男が神経猛毒剤「VX」を顔に塗られ、殺害された。彼を殺したのはベトナム人とインドネシア人の2人のごく普通の若い女性だった。彼女たちはなぜ金正男を暗殺したのか。事件を追う中で、それぞれの明るい人生を夢見る貧しい彼女たちにつけ込んだ、北朝鮮工作員たちの姿が明らかとなっていく。監督は「おしえて!ドクター・ルース」「ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性婚裁判」などのドキュメンタリーを手がけたライアン・ホワイト。 -
3.3
自宅で観ましたぁ〜。
すごいなぁってのは、
監視ビデオの映像、
めちゃくちゃ残ってる。
金正男の死って、
こんなカラクリがあったんだって事。
2人の女性をを
洗脳しながら、殺人犯に仕立てあげる。
とも観てとれる。
これが、
北朝鮮の国家の手によるものかどうかはわからない。
マレーシアって国もよくわからないなぁ。
守られるべきいのちを守る。
間違った判断をしない。
そんな過程がみてとれた。
やっぱり映画は面白い🤣 -
3.3
冗談でしょと思うことをマジでするのが北朝鮮。中国、インドネシア、ベトナム、マレーシアの違いというか、北朝鮮との関係性が知れて興味深かった。女性2人は完全に仕立てられ、工作員たちは、、という、いやこれ映画じゃなくて現実世界だから怖いわなぁ。本当に北朝鮮やミャンマーみたいな国どうすればいいんですかね、、、人間のダークサイドはいつの時代もどこの国でも怖いものですなぁ。
-
3.8
若い女性2人がいたずら動画の制作だと思って参加していたら実は北朝鮮に利用されて殺人者として絞首刑の罪に問われてしまうという嘘のような本当の話。
金正男が空港で暗殺された映像はニュースで何度も見ていたがその裏にこんなことが起きていたのは知らなかった。
追跡金正男暗殺というタイトルの本読んでみようかなと思った。
(Filmarksへ)