ホッキョクグマ・ファミリー

住み処を追われながらも生き続ける。その現実は、美しくてドラマチック、そして切ない！

遊び好きなホッキョクグマ親子。彼女たちに一体何が起きたのか？その姿を4年間追い続けたネイチャー・ドキュメンタリー！

これは美しいクマに出会い、彼女の足元が溶けていく物語。
野生動物の写真家、そして映画監督として活躍するノルウェー出身のアスゲイル・ヘルゲスタッドが、20年来通う北極圏スヴァールバル。そこで出会ったホッキョクグマの親子を4年に渡り追い続けたネイチャー・ドキュメンタリー！地球温暖化の影響から野生動物たちの生態系は劇的に変化し、新たに生命の限界を突きつける。アスゲイルは絆を感じた母グマを再び探しながら、失われつつあるすべてを記録することを決意。親子の物語と同時に、北極圏で起きているドラマチックで切ない変化を映しながら、地球全体に影響を及ぼす気候変動に警鐘を鳴らす、世界のネイチャー系映画祭で高評価を獲得した一作！

【ストーリー】
北極海に浮かぶ島々スヴァールバルに、20年間も通い続ける野生動物カメラマンのアスゲイル。彼は数年前、ホッキョクグマの母グマと、2匹の小さな子グマに出会った。ただでさえ厳しい環境にあるスヴァールバルは、気候変動の影響をもろに受
け、氷河は恐ろしいスピードで減少。生態系に劇的な変化をもたらし、現在この地に生息するホッキョクグマは1000頭未満。
そんな変化を危惧しながら、動物たちをカメラに記録していくアスゲイルは、“フロスト”と名づけた母グマのことが忘れられず、再び親子を探しに出かける。そして3週間後、親子と運命的な再会を果たすことに。遊び好きな親子の戯れる姿に心を奪われた彼は、子グマたちを「希望」を表す“ライト”と“ラッキー”と名づけ、今まで見たことのない彼らの生活を目の当たりにする。