彩子(山本富士子)は芦屋に住んでおり、夫の門田礼一郎(佐田啓二)は、学位をとるために京都の大学の内科で研究中だった。ある日、少女を連れた若い女が彩子に面会を求めてきた。「私が産んだこの子、門田さんの子」というなり少女を置いて去ってしまった。彩子は離婚を決意したが、入婿の礼一郎は「君の気持ちが直るまでいつまでも待つ」と言った。少女・薔子(鰐淵晴子)を彩子が育てることになったある日、従妹みどり(岡田茉莉子)の夫・三杉穰介(佐分利信)が訪れてきた。彼はみどりと愛情のない形だけの生活を送っていた。
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山本富士子
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