1 海峡 青函トンネル開通工事という巨大プロジェクトに関わった人々の生き様を描く群像巨編。青函トンネル作りに執念を燃やす国鉄の技術調査員・阿久津剛、昭和29年青函連絡洞爺丸が台風のため遭難し母と死に別れた成瀬仙太、そして、関門、深沢、倶利伽羅と日本中のトンネルを掘り続けて来た明治生まれの岸田源助。世代の違う三人の男たちが、津軽から北海道へ、津軽海峡の底に“道”を築き出して行く。「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎監督が、日本の四季を織り交ぜて描いた壮大な人間ドラマ。 ¥330 2 赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫の芥川賞受賞作品で若者を中心にベストセラーとなった同名青春小説を映画化。東大入試が中止になった1969年を舞台に、卒業を控えた高校3年生・薫の1日を通して、受験・恋愛・セックス・学生問題などの“揺れ動く青春”を描く。 ¥330 3 放課後 高校1年生の亜矢子は、階下に下宿する夫婦に興味を持ちはじめる。ある土曜日の放課後、亜矢子は研二の浮気現場を目撃し…。森谷司郎監督が描く東宝青春路線の一編。主題歌は井上陽水の「夢の中へ」。 ¥330 4 めし 1951年のキネマ旬報ベスト・テン第2位。成瀬巳喜男の名作。大阪で暮らす倦怠期のサラリーマン夫婦のもとへ、東京から華やかで奔放な姪がやって来て家庭の空気を乱すようになる。いたたまれなくなった妻は姪を連れて東京へ家出するが、夫が東京に迎えに来て結局はまたもとの平凡な生活に戻る…。日常生活の中での些細な出来事を、心の微妙な動きと共にきめ細かく捉えた秀作。この作品をきっかけに成瀬は戦後からの長いスランプを脱し、次々に傑作を生み出していく。 ¥330 5 江分利満氏の優雅な生活 洋酒メーカーの宣伝マンである中年サラリーマン、江分利満氏の生活を通して、戦中戦後を生き抜いてきたサラリーマンの悲哀と屈折した心情を大胆な手法でコミカルに描く。 ¥330 6 洲崎パラダイス赤信号 明日知らぬ人生を生きる儚い男女の生態を描いた風俗映画の異色篇。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く