1 うたのはじまり “ろう”の写真家、齋藤陽道。20 歳で補聴器を捨てカメ ラを持ち、「聞く」ことよりも「見る」ことを選んだ。彼に とっての写真は、自分の疑問と向き合う為の表現手段でもあ る。そんな彼の妻も“ろう”である。そして彼女との間に息 子を授かった。“聴者”だった。 幼少期より対話の難しさや音楽教育への疑問にぶち当たり、「うた」を嫌いになってしまった彼が、自分の口か らふとこぼれた子守歌をきっかけに、ある変化が訪れる...。生後間もない息子の育児を通して、嫌いだった「う た」と出会うまでを切り取った記録。抱いた赤子に突然泣かれ、ふと子守歌がこぼれる、誰にでもある経験。音は「どんな色をして、どんな形をしているのだろうか?」。無意識に現れた「うた」は一体どこから来たのか。 ¥440 2 アナザサイド サロメの娘 remix 「ちょっと山へ行ってきます」と書き置きがあった。不在の父をめぐる母と娘の記憶の物語。 ¥330 3 映画としての音楽 映画が音楽と出会ったのはいつのことだろう?映画は初め、声を持たなかった。しかし、彼は聞いていたはずだ。彼を見ながら、奏でる響きを……。 ¥330 4 サロメの娘 アナザサイド(in progress) その娘は母について話し続ける。言葉は踊りとなり、物語が始まる。 ¥330 5 あなたはわたしじゃない 「あなたはわたしじゃない」。そう言って、あの人は私のまえからいなくなった。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く