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駆込み女と駆出し男

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井上ひさしが10年をかけて紡いだ『東慶寺花だより』を原案に、「わが母の記」の原田眞人監督が映像化!

質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が差し始めた江戸時代後期。鎌倉には離縁を求める女たちが駆込んでくる幕府公認の縁切寺、東慶寺があった。但し、駆け込めばすぐに入れるわけじゃない。門前で意思表示をした後に、まずは御用宿で聞き取り調査が行われるのだ。戯作者に憧れる見習い医者の信次郎は、そんな救いを求める女たちの身柄を預かる御用宿・柏屋に居候することに。知れば知るほど女たちの別れの事情はさまざま。柏屋の主人・源兵衛と共に離婚調停人よろしく、口八丁手八丁、奇抜なアイデアと戦術で男と女のもつれた糸を解き放ち、ワケあり女たちの人生再出発を手助けしていくが、ある日、二人の女が東慶寺に駆け込んできて…。

詳細情報

関連情報
原案:井上ひさし「東慶寺花だより」(文春文庫刊)
作品公開日
2015-05-16
音声言語
日本語
作品公開日
2015-05-16
制作年
2015
制作国
日本
対応端末
公開開始日
2015-11-25 15:00:00
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時代劇・歴史劇邦画ランキング

駆込み女と駆出し男の評価・レビュー

3.7
観た人
20552
観たい人
9583
  • 3.9

    bluemercenaryさん2021/06/16 10:32

    時は江戸末期。
    老中水野忠邦による天保の改革の真っ最中。
    質素倹約、豪奢/奢侈を否とする方針が庶民を圧迫していた。
    そんなお上に対して、庶民は意外としたたかなもんで、知恵を絞って娯楽を模索、その上を行くのが水野innovation(汗)。
    因みに幕閣は東慶寺の存在すら否定。

    時代背景はそんな感じ。
    この辺は時代考証しっかりやってる。
    ちゃんとした原作があって、それに基づく丁寧な脚本と妥協ない演出。
    緻密なディテールに人間関係・人情を見事に描いた、否、映し出した作品だと思う。
    古今東西関係ない市井の人情物語は、心をじんわりと温めてくれる秀作です。

  • 2.9

    Fitzcarraldoさん2021/06/13 09:21

    井上ひさしが十年をかけて紡いだ、井上文学の到達点とも言うべき連作短編集を原作に、原田眞人が映画用にアレンジした脚本を自ら監督した時代劇。

    亡くなるまで鎌倉に20年住んでいた井上ひさしであるから、鎌倉にある東慶寺の話をどこかで聞いて題材にしたのか…はたまた最初の妻である西舘好子が歳下のスタッフの男性のところへ、まさに駆け込み女のように逃げ込んだところから発想しているのか…

    元妻である西舘好子が井上ひさしから家庭内暴力を受けていたと『家族戦争』(2018)で告白。『修羅の棲む家』(1998)でも取り上げたらしいのだが、出版業界の闇に潰されたのだとか…

    「肋骨と左の鎖骨にひびが入り、鼓膜は破れ、打撲は全身に及んでいた」

    しかし名だたる大手出版社は売れっ子作家である井上ひさしを地位を守るため、離婚の原因は西舘好子の不倫の所為だとして彼女をこぞって悪者扱いした。

    新しく本を出せば、ある程度の部数は計算できる先発ローテーションのひとりのような井上ひさしだからね。そりゃ業界筋からしたら、みすみす自ら売れない要素を作る必要はないからね。

    やはり大手のやることは怖いね…
    これが世の中の基本ベースと考えるべき。
    全てに金が絡んでる汚い世界。

    自分の人生のなかで井上ひさしを通ったことは一度もなかったので、何も知らなかったのだが、少し調べただけで怪しいのが出るわ出るわ。

    あったものをなかったとは云うだろうけど、ないものをあったとは云わないだろうからね…。

    いや人によっては、ないものもあったと云うか…

    真相は当事者や近しい人にしか分からないから、どちらの肩を持つ気もないのだが…

    しかし、井上ひさしと云ったら人気作家というイメージを持つ人が多いと思うし、井上ひさしと西舘好子が並べば明らかに権力を持ってるのは井上ひさしであるのだから、そこは弱者である西舘好子の側に立ちたいと思う。

    ということで、全く映画とは関係ない話をしてしまった。

    原作未読で、前情報も一切なしで拝見。

    先ず誰もが引っかかるであろう異様なほど早口で喋る台詞回し。登場人物全てが早口。このテンポで2時間超えは疲れる。90分が限界じゃない?あと常に早口だから、テンポが変わらない。感情の押し引きや、笑い待ちや、余韻などが一切なく一定のテンポでサァっと駆け込むように過ぎ去ってしまう。

    これは明らかに敢えて演出プランとしてやってると思われるのだが…

    この早口によって台詞を耳で聞いた時に、音で聞いても漢字が浮かばないことが何度もあって、何を言ってるのかがワカラナイ。

    字面を目で見れば決して難しくはないのだが、音だけを耳にすると、途端に分かりにくい。監督は自分で台詞を書いてるのだから、当然、理解してるのだろうけど、その台詞を初見の人が字面を見ることなく、音だけで聞いた時に理解できるかを判断するのも監督の役目なのでは?

    自分が書いてるし、客観的になれないなら、脚本を知らない初見の人を現場に立たせるとか…何かしら方法はあったと思うけど…

    音で聞いて、その音の漢字や字面が浮かばないような台詞なら、わかるような台詞に変えるべき!音で聞いてもわからない耳障りの悪い単語を、敢えて台詞として使う、その言葉を選択するセンスの悪さを感じてしまう。

    教養がないから分からないのだ!と云われてしまえば、仰有る通りなのかもしれないが…

    落語の『大工調べ』のサゲを初めて聞いた時に、え?いまのどこがオチたの?と、なぜみんな笑ってるのか皆目検討もつかなかった。

    【細工は流流仕上げを御覧じろ】

    そもそも、この言葉を知らないとついていけないのだ。なので何も知らない自分が悪いと云われたらそれまでなのだが…

    日本映画専門チャンネルで放映した駆け込み女と駆出し男は、字幕放送にも対応していたので、途中で字幕ONにしたら、途端に理解が進むという。日本映画見てるのに日本語字幕で見てるという…なんとも情けない。

    「戯作本」

    これを字面で見たらなんてことない。

    「ゲサクボン」

    いきなりポンッと「ゲサクボン」と言われても、漢字が浮かばないのよね。

    もっと他に充当する単語がなかったのか?耳で聞いても分かりやすい言葉に変えるべきじゃないかな?

    「ゲサクボン」が、どれくらいスタンダードなのか?大抵の人は「劇作本」の漢字が浮かばないと思うけど…

    特に前半は字幕なしで見たので、何を言ってるのかワカラナイところ多数。小説でも読めない漢字があっても自分語として何となく読んでスルーできる人と、いちいち調べ上げて何と書いてあるのか理解しないと先に進めない人とがいると思うが、後者のタイプの人は本作は最後まで見るのが厳しいだろうね。そんな方は是非、字幕版で見ることをオススメします。

    漢字ってこんなに便利なのねと気づかされるでしょう。日本ってカタカナや平仮名もあるけど、やはり基本は漢字の国なんだなと改めて思う。

    ゲサクボンじゃ分からないけど戯作本なら、すぐ分かるというのは不思議な感覚。


    原田眞人監督はハワード・ホークスが好きらしく“His Girl Friday" (1940)のようなスクリューボール・コメディをやりたかったのではないかと…

    だから早口にさせてたのね。江戸前のスクリューボール・コメディってことね。にしても…早口にすりゃいいってことじゃないと思うけどね…


    あと背景でCGの合成とか要らんのよね…
    CGのクオリティは何とかならんのか…もっと馴染ませろよ!時代劇にCGとか一番不釣り合いなんだよ!CG使ってもいいんだけど、分からないように自然に馴染ませろよ!それが無理なら、初めからCGに頼らないようにセット組むとか、ロケ地を探すとか、何とかしてほしい!

    冒頭から萎えるんだよ!

    あと提灯の光…ニセモノだろ?
    たぶん提灯の中にLEDかなんか仕込んでると思うんだけど…光が一定なんだよね。中に本物の蝋燭の火であれば、動く度に火は揺らぐはずやねん。不自然すぎるほどに安定して強い光を放っている提灯。んー…不自然。そういうところでウソつかない方がいいと思うんだけどな…


    光といえば満島ひかりの存在感。
    お歯黒での妖艶さと説得力。素晴らしかった。彼女が映ることで時代劇の中での実在感があった。

    連作短編集を一本に纏めたことにより、途中途中で満島ひかりが消える!物語からいま完全にいないことになってない?ということも満島ひかりの存在感が際立つからこそ逆にいないことが目立ってしまった。


    満島ひかり演じるお吟が口にする、じょごのお国の言葉「べったべった だんだん」(いつもいつも ありがとう)ここも最高なのだが…余韻がないのが残念。


    戸田恵梨香が演じるじょごの頭突き2発は笑ってしまった。


    想像妊娠してしまった神野三鈴演じるおゆきに、大泉洋演じる信次郎が蜂蜜浣腸するってとき、進次郎さん普通にいるんだけど…女人たちもみんな傍にいて見守ってるけど、目を伏せなくていいの?設定はキチンと守らないと…自分たちで崩してはいけないんじゃない?

    あとラストで馬琴のところに転がりこむのもなぁ…別に要らないんじゃない?

  • 2.9

    とよちゃんさん2021/06/06 23:10

    シリアスでもない、コメディでもない中途半端なストーリーでした。😅
    大泉洋を使うならもっとコメディに徹すればいい。
    当時の縁切寺をメインにするなら鳥居耀蔵の話題は最小限でいい。
    亭主に愛想尽かして縁切寺に入ったのに他の男に目移りするのもどうかと思う。
    着想は良いのに脚本が残念です。😅
    でも満島ひかりがお歯黒していたことは大評価です。
    眉も剃っていたし。
    近年の時代劇では特筆に値します。

  • 3.4

    dokieさん2021/06/06 21:47

    江戸時代の後期、幕府公認の駆け込み寺である東慶寺には離縁を求める女性たちがやってくる。その前に柏屋の聴き取り調査が行われる。その居候で医者の信次郎は、柏屋の主である源兵衛と共にワケありの女たちの手助けをする。
    大泉洋みたいな人が江戸時代にいたら、賑やかな雰囲気なんだろうなと感じました。駆け込み女たちも色んな苦労をしてるんだなー。江戸の女の状況もわかり、日本史でそのことを取り上げたら面白くなるだろうと思います。

  • 3.8

    Catherineさん2021/06/06 21:21

    セリフが舞台っぽいくて「天保12年のシェイクスピア」を思い出したら、それも井上ひさしでした。

    満島ひかりの入山の理由が切ない。

  • 2.8

    抹茶マラカスさん2021/06/03 19:42

    何言ってるか分からせる気がない、話が繋がってない、面白くない。
    終わってみれば、大泉洋の成長という軸が出来上がるのは理解できるが、戸田恵梨香、満島ひかりのエピソード、内山理名のエピソード、鳥居耀蔵と密偵、滝沢馬琴、双子の入れ替えといった話が独立していててんでバラバラ。しかも中途半端に切り貼りしてるから益々繋がらない。2時間30分ほど共に過ごしてる筈なのに、24ヶ月を共に過ごした印象を抱かせない軽さ。

  • 3.3

    MIKIさん2021/06/03 19:18

    尼さんの日傘がすんごい気になった!
    現代の骨組みの日傘に柄の部分に竹をつなげただけみたいなってて気になりすぎた笑笑

    こんなに苦労しやな離婚できやんかったんやな、

  • 3.3

    RsKさん2021/06/03 02:52

    酷い目に遭った女達を救う最後の砦。

    満島ひかりの話が切ない、、、、
    大泉洋主演なのでギャグ要素も多くてテンポも良かったので観やすかった!

    この時代の女性は今と比べて生きづらい部分も多かったと思うけど、そんな中でも味方になる場所があったんだなと驚きました。
    この活動をしていたお寺も先進的で凄い!

  • 3.7

    かおるさん2021/06/03 00:18

    江戸時代の縁切寺の話。
    笑える部分もあるので、時代劇が苦手な人にもみてほしい映画。

    じょごがどんどん強く、きれいになっていくのがよかった。
    男性からの離縁は普通にできるのに、女性からはここまでしないといけなかったのかと思うと、、

    ラストで笑顔になれます。

  • 3.8

    NORAさん2021/06/02 21:06

    若干取っつきづらいところはあるものの、なかなかどうして味わい深い一品。実在の縁切寺(当時は離婚裁判所の役割も兼ねていた)を舞台とした時代劇だが、考証がしっかりしているのか、登場人物の所作や言葉遣いが明らかに現代のそれとは違う、それでいて実に生き生きとしたものとして描かれており、井上ひさし作品を映画化するにあたっての作り手の気負いがほの見える。登場人物の誰もが捲し立てるような早口で喋るため、観客としては聞き取るだけで一苦労だが、流れるようにリズミカルに口から飛び出す言葉のひとつひとつが、意味は分からなくとも耳に心地良い。役者陣も良く、撮影も美しく、かように見応えのある作品だが、どうにも気になるのはやはり原田眞人特有のブツ切り編集であり、この独特のクセがこの映画を万人に勧めづらいものにしている。しかし、大泉洋主演ということで油断していたが、まさか 陽月華(法秀尼)が笑いどころを全部かっさらっていくとは思わなかった。なんだよあの浣腸(!)シーン。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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