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新座頭市物語 笠間の血祭り

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市の故郷・笠間を舞台に描いたシリーズ第25作。

市の故郷・笠間を舞台に描いたシリーズ第25作。市が育ての母・おしげをたずねて、生まれ故郷の笠間に帰って来た。同じ日に、江戸で米問屋として裕福になっていた市の幼なじみの新兵衛もまた、千両箱を携えて帰ってきた。しかし新兵衛は、加賀田の岩五郎と組み、さらに一儲けしようと企んでいて⋯。

詳細情報

関連情報
原作:子母沢寛
音声言語
日本語
制作年
1973
制作国
日本
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公開開始日
2021-02-05 10:00:00
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新座頭市物語 笠間の血祭りの評価・レビュー

3.5
観た人
61
観たい人
31
  • 3.8

    上海十月さん2020/08/30 16:14

    監督・安田公義、音楽・伊福部昭という布陣で往年の座頭市が戻ってきた感じだ。音楽の重要性が改めてわかる。いろんな音楽を試してみたが結局、大映な感じの伊福部昭に落ち着く。岡田英治、佐藤慶と脇が良くて観ていてすがすがしい。生まれ故郷の笠間に帰る話という点で、やはり最終章だったんじゃないかと思いますね。

  • 3.7

    シズヲさん2018/12/24 20:58

    いっつぁん、地元へ里帰り。後に作られる89年版を除けば一応は座頭市映画の最終章にあたる作品だけど、正気の沙汰ではなかった前作『折れた杖』から軌道修正してめちゃくちゃ普通の作品に。有り体に言えば中期座頭市の黄金パターンっぽい。ストーリーも登場人物も全体的に没個性的な印象が強く、特に悪役は『市さんの幼馴染み』という美味しい設定を持っている割に関係の掘り下げが皆無で物足りない。シリーズ恒例の剣客用心棒も格好を付けてるだけでさっくり退場するし、冒頭から市さんの周囲をちょろちょろ動いてる若きチンピラ組も正直どうでもいいという感が否めない。

    それでも久々に帰郷した市さんの哀愁と人情には何だかんだでグッと来るし、終盤に差し掛かる賭場のシーン以降の圧倒的な凄味なんかも最高。本作では中盤まで市さんが大人しくて中々仕込み杖を抜いてくれないだけあって、やくざモードに入ってからの畏敬じみたカタルシスには兎に角痺れさせられる。全身泥塗れで乗り込んでドスを利かせる市さんはもはや化物じみてた。勝新の強烈な殺陣が唸る最後の大立ち回りもとことん秀逸。切り合う中で俵から吹き出る米の飛沫、手足の切断や頸動脈からの出血などインパクトの強い演出が次々に繰り出される。

  • 4.6

    きしだギレンホールさん2018/09/01 23:44

    シリーズ第二十五作。これは牧浦地志の撮影がキマりまくってる。完璧なタイミングで散る落ち葉や蔵に差し込む朝日、影、降り注ぐ米などなど眼福極まりない。刀に反射する一瞬の光さえ捉えていて感動してしまった。序盤の地蔵とクライマックスの市(どちらかと言えば大仏っぽいけど)が呼応するのもグッとくる。爆発とかもあるのでエンタメ的満足度も高い。面白かった!

  • 3.9

    catmanさん2018/08/26 17:46

    1973年公開。劇場版シリーズのひとまず最後となる25作目。同じ勝プロの制作ながら勝新が監督した過激でエキセントリックな前作の反動なのか、かなりオーソドックスな作り。悪役もヒロインも些か魅力に乏しく、志村喬も無駄遣い、いっつぁんも普通にいい人になっていて退屈してしまうんだけど、終盤に市がいきなりヤクザの本領を発揮する賭場のシーンからクライマックスの殺陣に掛けて一気にテンションが上がる。蔵の中で展開される斬り合いは逆光や俵から吹き出す米が効果的に緊張感を高めていて見事、屋外に飛び出してからは勝新のキレッキレのアクションが炸裂。腕や足がバッサリ斬り落とされたり、血しぶきが頸動脈から噴き出る過激な描写も。この辺はきっと勝新のディレクションなんでしょう。泥をかぶって全身がダークグレーになった座頭市が、伊福部昭の音楽をバックに左から右へゆっくり移動する様子はまるでゴジラの様だった…

    これでブルーレイBOXセットに収録された全25作すべて鑑賞終了。シリーズにハマり出したのはこの2〜3年くらいなんだけど、座頭市を知らないまま死なずに済んでホントに良かった。今度はまたお気に入りの作品からひとつずつ観返していこうと思います。

  • 4.0

    マッサージ屋さん2017/10/20 16:25

    生まれ故郷の笠間に帰ってきた市(勝新太郎)。
    時を同じく市の幼なじみで江戸で米問屋として成功した常陸屋新兵衛(岡田英次)も笠間に帰ってきていた。
    凶作で困り果てていた笠間の人々を救う為に千両箱を土産に新兵衛は戻ったのだが、実は代官の林田権右衛門(佐藤慶)と組み笠間の人間を騙すつもりだった・・・。

    勝新太郎版劇場シリーズ第25作目。
    1989年に『座頭市』は復活しますが、とりあえず今作で一区切り。

    前作の異色な作風に比べて、今作は従来通りの作風に戻ってます。
    とりあえずのファイナルという事でなのか、座頭市の故郷が舞台。
    ヤクザと悪代官が苦しめる人々を救うという安心感あるスタイルに加え、幼なじみが最大の敵という葛藤が見ものです。

    ヒロインの十朱幸代や再び志村喬の登板などキャストも良いです。
    ラストの締めは「えっ?!」でしたが(笑)
    そこは座頭市の非情さを出しても良かったとは思いますけど。

    劇場版はコレで全部制覇しましたが、とても見応えある作品でしたねぇ。
    改めて勝新太郎は凄い俳優さんでした。

  • 3.2

    Kumonohateさん2017/10/18 02:38

    シリーズ25作目。とりあえずは勝新太郎主演シリーズの最終作(16年後に1作だけ復活)。故郷に戻ってきた市が、悪徳商人と化した幼馴染みと対決する。

    前作のぶっ飛びに対し、従来フォーマットに戻ったエンタテイメント。伊福部節に乗せた市のモンスターぶりはカッコいいし、クライマックスの殺陣と血しぶきドバドバも快感。しかしながら、悪人の悪人度はそこそこだし、市の孤独(誤解され理解されないという)も女性への切ない思慕も無い。幼馴染みを斬るか斬らないかの葛藤も、もっとあってしかるべきである。

  • 2.8

    大盛りさん2017/10/14 23:43

    本作はもう、馴染みのある市の姿。

    杖の先におみよのかんざしが、あたるシーンがいい。
    おばさんの家を去ろうとした時、裾が引っ掛かったシーンや、沼の橋を渡る姿は浮世絵の様できれい。

    映画版ならではなのか、返り血のついた市や、手前の槍や刀の刃と向こうの市の遠近は新鮮に思えた。
    それにしても、新兵衛の最期はまぬけだった!(笑)

    米俵がグロテスクな雰囲気を醸し出していて、状況が状況なだけに、ぼんやりと膾が浮かんだ(笑)
    どちらも食べ物で笑える。

    最後、鈴の音の状態とおみよのすすり泣きの声の感じがいい。木陰にいる市の様子もよかった。

  • 3.8

    魂のアソコ監督さそりさん2017/10/14 21:20

    志村喬、土屋嘉男が出てると『七人の侍』みたいな座頭市だな。それ以外の脇役も十朱幸代、岸部四郎、横山リエ、銭形平次の万七親分・遠藤太津朗と豪華!勝新の細かい芸と幼い頃の人情話の部分とか泣かせるし、奇想天外な殺陣に惚れ惚れする!岡田英次、佐藤慶の悪役も憎々しい。市の「人を泣かしてまで金儲けしたいのかい?」今でも響くセリフだ。キルビルの殺陣はこれの影響だな。撮影、音楽がレベルの高かったこの頃の日本映画らしいすばらしさ。

  • 3.5

    スギノイチさん2017/03/06 23:00

    これが一旦のシリーズ最終作となる第25作目。
    が、特に最後っぽい感じはせず、いつもの座頭市である。
    下手すると一番観てる人が少ないんじゃないだろうか。

    3作目の『新・座頭市物語』と同じで、今回は故郷の笠間に里帰り。
    (毎回思うけどよく帰れるな)
    衝撃的過ぎる前作と比べて、かなり没個性化した印象。
    話は退屈だし、せっかく出てきた幼馴染はただのカス。
    「スイカ畑を一緒に荒らした仲じゃないか」って言われても…

    ただ、クライマックスの殺陣はシリーズ全作中でもトップクラスの出来で『座頭市』(1989)に匹敵。
    はじける米俵、飛び散る血しぶき。
    轢き殺そうと向かってくる台車さえ真っ二つに縦切りする市。
    ボトボト落ちる手足。頸動脈から噴出する大量の血。
    多彩なアクションをよく動くアングル&ノンストップで魅せてくれる必見の殺陣だ。

評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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