1 峠 最後のサムライ 幕末の動乱期、百年先の世界を見据えた敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”。慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。 ¥440 2 散り椿 享保15年。藩の不正を訴えが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛は、連れ添い続けた妻・篠が病に倒れた折、最期の願いを託される。「采女様を助けていただきたいのです……」と。 ¥440 3 蜩ノ記 前代未聞の事件を起こした罪で10年後の夏に切腹すること、その日までに、藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられた戸田秋谷。檀野庄三郎は、家譜編纂の作業から秋谷が逃亡せぬよう監視せよとの藩命を受け、見張り役として秋谷の妻・織江、娘・薫、息子・郁太郎と生活をともにし始める。過酷な運命が待つにもかかわらず、一日一日を大切に家譜づくりに勤しむ秋谷。 ¥440 4 阿弥陀堂だより 名匠・小泉堯史が、都会から来た中年夫婦と田舎の人々との温かい交流を描く感動作。 ¥330 5 明日への遺言 東海軍司令官・岡田資(たすく)中将の誇り高き生涯を真正面から描ききった、渾身の一作! ¥330 6 博士の愛した数式 80分しか記憶がもたない天才数学博士をめぐる、温かい愛の物語。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く