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キース・ヘリング~ストリート・アート・ボーイ~

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本人へのインタビューを中心に展開するキース・ヘリングのドキュメンタリー。アート、LGBTQ、ニューヨークカルチャーなどに興味があるビューアーにおすすめ。

地下鉄の落書きから世界へ。アート界で旋風を巻き起こし、数々の作品を世に残したキースヘリング。同性愛、ドラッグ、エイズ...31歳の若さでこの世を去ったキースが、死を目前に自らの人生を語る。

詳細情報

原題
Keith Haring: Street Art Boy
音声言語
英語
字幕言語
日本語
制作年
2020
制作国
イギリス
対応端末
公開開始日
2021-09-15 10:00:00
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キース・ヘリング~ストリート・アート・ボーイ~の評価・レビュー

3.7
観た人
41
観たい人
86
  • 3.8

    ざらめさん2021/09/16 01:04

    中坊だったわたしがロフトだっけ、でベビー型のスタンプを衝動買いしてからのファンでした。iPhoneのカバーも歴代キースだったなぁ…なつかし😌

    もちろん本人や当時の彼のまわりの方や、家族のインタビューが聞けます。めちゃくちゃ良かった。

    彼が最期に描こうとした絵がすべて。🥲

  • 3.4

    まさん2021/08/12 21:06

    オンライン試写で。貴重な本人の肉声や周囲の人々へのインタビュー等によってまとめられた53分間のドキュメンタリー。31歳という若さでこの世を去ったキース。その創造性に満ちあふれた生涯をテンポよく知れてよかったです。

  • 3.5

    きよぼんさん2021/08/07 20:21

    観ると身体がウズウズしてしまう。街に出たくなるのを我慢するのに苦労する。緊急事態宣言が出されてる2021年の今、少しだけ身体に毒な作品。

    都会に住んでる人は当たり前すぎて何も感じないでしょうけど、自分のような田舎住の身からすれば街に出ると歩いてるだけで楽しいのです。トンデモなく高いビルとか、パリッとしたファッションで決めたキレーなおねーさんとか、大きくて凝ったデザインの看板や広告などなど。あんまりキョロキョロしてると田舎モンだということがバレてしまうのでゆっくりみれないですが、情報や最先端の感覚が集まってる街の雰囲気はウキウキしてくるんです。

    そんな街の風景の上に、壁や看板に自分の作品を描こうとしたアーチストのキース・ヘリングに焦点をあてたのが本作です。

    80年代のニューヨーク。アートは一部の金持ちだけが権威として弄ぶいけすかないものとなり、庶民には縁遠く全く興味がないものとなっていた(これは現在でもそう変わらないかもしれないが)。経済は不況で、広告を出すお金が渋られたために、駅などの看板が置かれるスペースがスカスカという状況。そこに目をつけたキースは空いたスペースに自分の作品を描き始める。実際の映像は作品中でみれるのだけど、メガネが印象的な普通っぽいにーちゃんが、ものすごいスピードで自分のイメージを描く!描く!描く!筆の動きに一切の迷いがないのに驚き!いや自分はアートとかデザインに全くうといので、こういうものなのかもしれないが、頭の中に浮かんでいるモノをよどみなく形にしてしまう動きにうならされる。

    これは当時まわりにいた街の人も同じだったようで、キースのまわりにいた人たちはおどろきのあまりポカンとしてみている。ニヤニヤしている。彼に「なぜこんなことをしているの」と訪ねてくる女性もいる。次第に彼は注目されていく。

    彼は「アートとは万人とのコミュニケーションだ」という。それというのは、視点を変えると「作品はみられることで完成する」ということではなかろうか。その作品をみて顔がにやけてしまうか、眉をひそめるか。観ている人も作品に参加しているということ。作品は作り手と観客の相互作用だ。凡人には天才が、天才には凡人が必要なのだ。日本でも街に画を描く行為がラクガキなのか、アートなのかで議論になっている。描いてる方がアートだといっても観ている人がラクガキだといえばそれは迷惑行為だし、ダメというだけの観ている人達は自分たちの街が楽しくなる可能性をつぶしているのかもしれない。

    キース・ヘリングという天才の伝記映画なんだけど、彼を取り囲む一般のわたしたちの姿を反射した映画でもある。なんでもかんでも認めるのがいいワケではない。だけど作品をみるまえからダメとは言わず、ちょっと立ち止まるくらいの余裕は持っていたい。

    この映画のなかではキース本人の言葉はほとんどなく、彼のまわりにいた人達のインタビューがが中心となっている。これも解釈は観てた人それぞれなんですよという演出だ、というのは考えすぎかな。

    ああ、それにしても街に出たい。出歩くのはやっぱり楽しいよ。なんだこりゃ!ていうものを実際にみるのは。はやくあけろよ緊急事態宣言!

    オンライン試写で鑑賞させていただきました!

    MadeGood filmsさんのサイト↓

    www.madegood.com



  • −−

    メードグッドさん2021/08/07 19:56

    キース・ヘリング ― 眠れる巨人

    本邦初公開のドキュメンタリー『ストリートアートボーイ』は、稀代の芸術家キース・へリングの物語です。彼は1990年に28歳で悲劇的な死を迎えるまで、短くとも輝かしい一時代を築いたアート活動家であり、芸術、ポップカルチャーに大きな影響を与え、革命をもたらしました。この映画は、へリングの作品と彼が活躍した80年代初頭のストリートアートシーンを大胆に生き生きと今に伝えるドキュメンタリーです。伝説のディスコ「パラダイスガレージ」があり、地下鉄のグラフィティ、パンクやパーティーシーンが台頭した時代。監督ベン・アンソニーは、山のような音源と映像アーカイブをもとに、当時の活気を完全にとらえた映像作品として新時代の私たちに提示しています。キース・へリングが時代に刻んだ影響は決して消えてはいません。

    ヘリングは日本でも根強い人気を誇っています。何度も日本を訪れ、熱心に人々と交流しただけでなく、彼のアートが日本のビジュアルカルチャーと親和性があったこともその理由です。1983年に初めて東京を訪れた際には、驚くほど緻密で素晴らしい壁画を残しています。再び来日した1987年になると、へリングはすでに有名なアーティストとなっていて2店舗目の「ポップショップ」をオープンしようと考えていました。ポップショップの構想は、スリーアイド、ベイビー、ドッグなどの有名なへリング作品を、バッジ、靴、食器やTシャツにして一般大衆に向けて商業的に販売するという型破りで前代未聞の実験でした。アートを身近に感じることを、文字通り至る所に配置して実現するという発想です。

    ポップショップ・トーキョーは軌道には乗らなかったものの、明らかに日本はへリングのアイデアを受け入れやすい環境だったと言えます。例えば、書道、狩野派、木版印刷、浮世絵、マンガなど日本独自の芸術的背景は、へリングの大胆な表現スタイルと共鳴するところがあります。もちろん日本だけにとどまらず、へリングの天才的な感性は広く親しまれ、時代も超越しています。美術評論家が高く評価(ときには否定的に)するように、作品には、洞窟壁画、象形文字、オーストラリア先住民の芸術、マンガ、グラフィティとの深い関連性が見られます。そして、へリング自身もこれらの芸術に造詣がありました。美的調和とバランス性に培われた日本文化は、磨かれた芸術性と高い技術に対して深い敬意と鑑賞眼を育む基盤を持っています。ヘリングの洗練された表現、くっきりとした線画の純粋で揺るぎない作風はあっという間に日本人の観客を魅了しました。

    また、時代が求めるタイミングにも合っていたのでしょう。当時、前例のない経済・技術ブームの到来があり、1980年代の日本は(とくに都市部で)アメリカのポップカルチャーへ強く傾倒して行きました。その現象は今も続いています。明らかな言語間の隔たりがあるため、日本におけるアメリカ文化の流入と再解釈の形態は表面的で観念的な性質に集中しています。意味と理解は、社会理論学で言うところの記号論、つまり記号・シンボル・文脈の相互作用によってもたらされます。ヘリングのアートは視覚言語として可能な限り障壁を無くし、日本の人々に提示されました。彼の描く記号とシンボルは、自由と愛を謳い、そして何よりも“クール”でした。1980年代、へリング作品の素晴らしさに魅了された場所は、恐らくニューヨークよりも東京だったのです。

    へリング自身も今日でも色あせることのない魅力を持っています。風変わりでオシャレな服、ぶ厚い眼鏡、パーティーで大騒ぎしたり世界各国を飛び回ったりと、典型的な都会人のヒップスターです。また、同性愛者であり、ビジネスマンであり、ポップカルチャーとその周辺のアートコンテンツのクリエーターとして多くの作品を残しています。2021年現在においても彼を超える人物はいません。きっとすべての世代がそう感じるでしょう。『ストリートアートボーイ』を見ると、キース・ヘリングが作品制作に並外れた情熱を傾け、普通の人々が身近に作品を感じられるようにするためどれほどの時間を費やしたかを知ることができます。ニューヨーク、バルセロナ、ベルリン、そのほか世界中の数十カ所以上、そして日本でも、学校の壁や空き地、使われていない掲示板などをキャンバスにして、へリングは描きました。画廊に独占され金持ちに支配されたアート界を飛び出し、芸術は一般大衆のものと信じて無償で実践した制作活動でした。一見すると単純な活動に見えますが、実際にかかった労力は計り知れません。そして間違いなく、これらの作品によってへリングと観客は芸術の豊かさを共有できたのです。

    ヘリングは、自分らしい作品の在り方についても熟考を重ねていました。1978年の日記には次のように書かれています。
    「見た目の“良さ”なんて気にせずに心の赴くままに描く。そして、体の自由に任せて瞬時に反応し、応答することで作品をコントロールする。自分のエネルギーを自由に操るんだ(と言っても操る必要もないのだけれど)…制作に関わる条件は、個々の事象の相互作用とそこで起こる反応だけだ。…緩やかに飾らず、本質的であり、抑制を受けず、既存の枠にはとらわれない。儚くていい、永続性は重要ではない。すでに存在は認知されていて、カメラに収めれば恒久的にもなり得る。」


    これは当時としては実に急進的な概念でした。アートを人々の真ん中に据え、学生たちやグラフィティアーティストと協働したり、放棄された空間をアートで生まれ変わらせるなど、へリングは20世紀後半の「ストリートアート」界を実質的に牽引していました。イギリスのアーティストであるオベイ(OBAY)、フェイル(FAILE)、カウズ(KAWS)、WKインターアクト(WK interact)、スタティック(STATIC)、そしてもちろんバンクシー(BANKSY)までもが、大胆不敵で社会批判性があり、グラフィック技法を用いてヒップホップ文化とグラフィティライターのパンク精神を融合させたへリングの方法論に追随しています。アメリカやイギリス、ヨーロッパのようなグラフィティ文化は、日本ではそれほど根付いてはいませんが、芸術とポップカルチャーの化学反応や、アートをひとつの生き方として捉えるへリングのようなアーティストは日本でもずっと深い称賛をもって受け入れられています。

    ヘリングには人々を結びつける類い稀な才能がありました。見る者は彼の絵の中に自分自身を見つけ、仲間との繋がりを感じます。この映画を通じて、新世代の私たちもへリングの作品と出会い新たな発見をするでしょう。それこそがへリングの望んでいたことです。ひとりの人間の輝きは時間とともに薄らいでいきますが、この映画によって光が当てられた今、いつの時代もそこに生きる私たちのアートとして重要な価値観を示してくれます。ぜひ、ポップカルチャーの忘れられた伝説キース・へリングを発見してください。

  • 4.0

    森もり子さん2021/07/16 20:59

    キース・ヘリングの生涯に迫ったドキュメンタリー。
    本人の人物像については今まで何も知らなかったけど、田舎育ちの少年がいかにして時代の寵児となったか、そして死に至る病の中で何を成したかが53分の中でテンポよく描かれていてとても引き込まれた。
    創ることと生きることの距離が近い人だったんだなあ

    途中出てくるラディカルアーティストで美術商のトニーのキャラがめちゃくちゃ強くて、この人の話もっと聞きたい〜〜となった。

  • 3.5

    イライライジャさん2021/06/26 04:24

    1990年、31歳でこの世を去ったキースヘリングの波乱万丈の生涯を追う。
    同性愛、薬物、AIDS、包み隠さず全身で時代を生きる。シンプルかつ大胆なアートを通して彼は何を訴えたのか。

    アートは“一部の人しか理解できないもの”という概念を覆すシンプルなタッチの絵。まさか30年も前に亡くなってるとは思えないほど今でもよく見かける。絵は今も生き続けているだなんて最高にクールだ。

    当時のサイケな空気感漂う良いドキュメンタリーだった。

  • −−

    Noriさん2021/06/13 14:41

    Keith Haringが地下鉄に絵を描いてたときのニューヨークの廃れ具合と反比例するかのようなKeith Heringの熱量はみてて面白い。
    ベイビーや犬の絵に関して、クラブシーンや音楽、セクシュアリティといったテーマがあるんだなとしみじみと感じた。

    https://www.madegood.com/keith-haring-street-art-boy/

  • 3.8

    Matildaさん2021/06/05 23:31

    31歳の若さで亡くなったキース・ヘリングの人生を描くドキュメンタリー。

    キース・ヘリング、名前聞いたことあるなって思ったら作品ですぐわかった。名前は知らなくても作品を知っている人は多いんじゃないかなと思う。
    作品を見たことは何度もあったけど、彼のことは何も知らなかったなってこれをみて思ったし、これからいろんなアーティストの裏側を知っていきたいな。

    アートは人々の身近であるべき、という彼の信念がその人生においてしっかり貫かれていて、自分をちゃんと持っていた人だったんだろうなと思った。

    アートの歴史、背景事情を全然知らなかったので勉強にもなったし、観てよかった!面白かったです。

  • −−

    mappiiさん2021/06/03 11:19

    絵見る感性なんてほぼないけど、現代アートのアーティストのドキュメンタリーってやっぱり面白いな!って最近すごく思う!

    誰もが知ってるあのストリートアートの作者、キースヘリングの半生に迫った作品。

    正直、キースヘリングがもう亡くなっていることも、その原因がHIVだったことも知らなかった。それでも、彼が生み出したアートはずっと残り続けるし、彼がアートに残した思いも、彼が存在した記憶も、この先もずっと残り続けるんだと思う。

    大きい紙いっぱいにベイビーや犬や記号的なのを敷き詰めて描いてたのが印象的。

  • 3.2

    いりーさん2021/06/01 23:14

    オンライン試写にて。クラブ57、パラダイス・ガラージと通い詰めたクラブでの人間関係、ドラッグ、音楽と刺激はかなり大きかったみたいだね。後期のダークな作品群はマジ怖いです。
    ユニクロ、TENGA、コンドームetc.絵がプリントされたグッズがあふれかえってるのはこれ超OKなパターン。
    大学ゼミ合宿で山梨へ行き、中村キース・ヘリング美術館(超おすすめ)に寄りたがった私、ゼミ生「えー美術館?」って感じだったのに、キャッチーな絵のおかげでみんなハッピーになれたよき思い出……

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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