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「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ

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秋吉久美子、橋爪功競演の社会派ドラマ。認知症の父が挑むタンゴセラピーを通し、絆を取り戻す家族の姿を描く。

主婦である鈴木百合子は、子育てを終え、自らの長年の夢である大学教授への道を歩き始めようとしていた。そんなある日、百合子の父で元・大学教授の修治郎が、痴漢行為で警察に保護された。父の異変を心配した百合子は、修治郎を病院へ連れて行き、そこで予期せぬ事実を知らされる。修治郎は“認知症”を患っていたのだ。病気の進行への不安と介護という現実に衝突し、家族は離ればなれになっていく。

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「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴの評価・レビュー

2.7
観た人
17
観たい人
15
  • 2.8

    takさん2019/10/27 23:37

    元ニュースキャスターの経歴を持つ百合子(秋吉久美子)は、子育てを終え念願だった大学教授の仕事も順調にこなしていた。ところが父親(橋爪功)が認知症と診断される。感情の抑制が利かなくなってきた父親が繰り返す暴言、痴漢行為、万引き。海外でタンゴダンサーとして活躍していた妹実加子、娘、夫とともに、だんだん難しくなる父との対応に追われる日々。デイサービス施設でに通うことになった父親。一方で老人ホーム入りを勧める百合子と頑なな父親との溝は深まるばかり。実加子が施設でタンゴを教えるようになってから、人間関係が次第に動き始める。

    和田秀樹監督は精神科医。介護離職、要介護認定など家族が直面する様々な問題が、エピソードとして挿入される。個性ある施設にいる患者たちの、ときに生き生きと、ときにどんよりとしたした様子はそうした患者の現実を見てきているからだ。映画の中で語られる介護離職者50万人以上という現実や介護認定の手続き。多少説明臭い台詞ではあるけれど、この映画で知ることはきっと多いはずだ。また、タンゴセラピーは実際に現場で用いられ、単なる音楽療法とは違って評価されているものだそうだ。

    医師とのやりとりの最中に暴れ出したり、欲望を抑えられず女性に手を出す場面には痛々しさもあり、娯楽映画として楽しめるものではないかもしれない。しかし、厳しい現実ばかりでもなく、父親の娘への思いが伝わるクライマックスや、家族それぞれが新たな方向へ歩み始めるラスト。それは青空のように爽やかだ。患者の一人を演ずる松原智恵子のかわいいおばあちゃん、いかにも人の良さそうな医師を演ずる小倉久寛、頼りなさそうな夫が斉木しげるなどキャスティングも上手い。個人的には「特捜戦隊デカレンジャー」の木下あゆ美ちゃんがちょっと嬉しい。

    以前に、同じ認知症を扱った「老親」という映画を観た。こちらは、厳しい現実は「わたしの人生」よりもさらに厳しく描かれている。しかし”人間はいくつになっても成長できる”というメッセージが地味だけど心に強く残る映画でもある。機会があればこちらも是非見比べて欲しい。

  • 3.0

    riekonさん2017/05/08 11:28

    父親のことをとても考えている長女が軽い介護鬱にかかりどんどんやつれていく姿が痛々しくて…
    父親が認知症になって痴漢や万引きで何度もつかまったらどうしたらいいのかと考えちゃうよ…深刻だわ。
    家を売ってホームに入ってたけどお金がないと無理だもんね。
    色々考えてしまいました。
    タンゴのシーンは長女を思うと涙が出てくるわ

  • 3.0

    葛西ロボさん2014/06/11 21:25

     和田秀樹という人の本は書店で見かけることはあっても読んだことはなくて、監督二作目となるこの映画を見るかぎりでは、なんというか、真面目な人なんだと思います。
     認知症の発覚から周囲の対応、苦悩、そして順応までをビデオ教材のように示唆するかたわら、そこに映画としてのエッセンスも忘れないで家庭と施設を舞台にドラマを見せてくれる。けど、根本的に話の進め方がなってないというか、もうちょっと技術のある人たちが支えてくれていたらなあ……。
     きれいなものを盗んでしまう松原智恵子さんが本当にキュート。
     どこの家庭に降りかかってもおかしくない困難を抱え込まずに、社会や福祉と協力しながら、老人を閉じ込めたりするのではなく、一緒にステップを合わせることが大切だということを訴える善良な作品。

評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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