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野のなななのか

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人の生き死には、常に誰か別の人の、生き死に繋がっている。

雪の北海道芦別市、現代。風変わりな古物商《星降る文化堂》を営む元病院長、鈴木光男(品川徹)が92歳で他界した。散り散りに暮らしていた鈴木家の面々が葬式のために古里・芦別に戻ってくる。そんな中、謎の女・清水信子(常盤貴子)が現れる。「まだ、間に合いましたか――?」。不意に現れては消える信子により、次第に光男の過去が焙り出される。1945年8月15日以降も戦争が続いていた樺太で、旧ソ連軍の侵攻を体験した光男に何が起きたのか? そこには信子が大切にしていた古本の、最初の持ち主である少女・綾野(安達祐実)の姿もあった。話して信子と綾野の関係は? 明らかになる清水信子の正体とは? 生と死の境界線が曖昧な“なななのか(四十九日)”の期間に生者も死者も彷徨い人となり、やがて家族や古里が繋がっていることを学び、未来を生きようと決意をする。

詳細情報

関連情報
原作:長谷川孝治「なななのか」
音声言語
日本語
制作年
2014
制作国
日本
対応端末
公開開始日
2020-03-31 00:00:00
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野のなななのかの評価・レビュー

3.6
観た人
840
観たい人
1905
  • 5.0

    ひいらぎさん2021/05/10 16:45

    - 人は常に誰かの代わりに生まれ、誰かの代わりに死んでゆく。

    死者と生者が混じり合う、「なななのか」
    過去、現在、未来、全てが曖昧に混じり合う
    わたしは誰なのか
    あなたは誰なのか
    乗客を変えては進み続ける列車のように
    誰かの人生とわたしの人生が、つながる

    果たして日本はどうだろうか
    8/15に戦争は終わったのか?
    9/5に戦争は終わったのか?
    3/11に襲ってきた災厄は、何だったのだろうか?
    14:46で、我々の時間は止まっているのだろうか
    死者と生者が混じり合う「なななのか」を、我々は生きている
    過去から何を学び、未来をどう生きるのか?

    全ては繋がっている
    いなくなってしまったあの人も、ここにいる
    全てが繋がり、わたしはわたしになる。
    ____________________________________
    戦争三部作の第二作
    大林監督の平和への願いに溢れた力作だ。
    繰り返し登場する数珠、繰り返す季節というモチーフが、作品のテーマを象徴している。

    三部作だと花筐が一番好きだし衝撃的だったが、本作もまた違った角度から戦争を炙り出す傑作である。本作で導入された”戦争と青春”というテーマが花筐で深掘りされたのだから、三部作の順に見るべきだったとやや後悔。

    戦争が「終わった」あとの戦争の歴史に光を当てたこの作品は、観るものに重い問いを投げかける。
    遺骨調査に参加する韓国人親子を登場させることで、われわれの加害の歴史にも目を向けさせるところに、この作品の視座の深さと戦争の本質が伺える。

    炭鉱と観光、原爆と原発
    「ビキニ」と「ピース」
    我々は何を忘れ、何を壊してきたのだろうか

    「終わらない戦後」を生きる我々に投げかけられたこの作品は、「戦後レジームからの脱却」という空虚な妄想の実現を”武装”によってはかる政権への痛烈な批判をラディカルなまでに図りながらも、それを表面化させないことで単なる戦争反対映画に終わらない深い裾野を持つ。
    「戦後を生きる」ということの意味を、無思考的に靖国神社に参拝する前に考えるべきだ。
    われわれは何と繋がっているのかを、何と繋がっていくべきなのかを。
    綾野の目は、問いかけている。

    この作品が女性達に背負わせているものについては同意しかねる部分が強い(生まれ変わりの象徴として女性の肉体性に着目することには強い違和感がある。出産というモチーフだけならともかく)し、それがこの作品の肯定されるべきではない欠点だとは思うので、そこに関しては残念だが、仕方がないかなとも思う。

    常盤貴子、安達祐実、山崎紘菜の三人が凄すぎた

  • 3.6

    tanakendrickさん2021/05/04 19:25

    濁流のように押し寄せる台詞の数々、そして唯一無二の映像表現に身を委ねる...これが何だか心地良い。大林監督の他の作品「この空の花」「花筐」「キネマの玉手箱」に比べると若干長く感じてしまったものの良かったです。

  • 3.9

    ペンギンタピオカさん2021/04/24 02:02

    「海辺の映画館」を観る前に「この空の花」とこの「野のなななのか」を観よう!と思ったので、まずこれから。

    久しぶりの大林監督作品に開始すぐはなかなか馴染めませんでしたが、30分か40分過ぎたあたりから朗読劇のようなテンポに慣れてきて物語に入り込んで行けました。

    絵的には地方の自然と現代アートを融合させた芸術祭のようだなと思いました。(芸術祭好きなので褒めてるつもり...)

    戦争や原発などについて台詞で語る場面が続いても説教臭くならず、ぐんぐん胸にせまってくるのは監督と役者さんが凄いからでしょうか。

    「海辺の映画館」と「この空の花」も楽しみです。

  • 4.2

    kaさん2021/04/17 23:01

    圧倒的な世界観。だけど、過去何作か観たものよりはクセがなく観やすかった。

    メイキングも観ることができ、芦別での製作に至る20年の流れや、監督はもちろん、俳優陣の思い入れの強さもうかがえた。監督、とても楽しそうで、ピアノもお上手だった。映画の現場って、いいなぁ。

    「映画的なリアリズムではなく、
    演劇的なリアリティなんだ。」

    戦争を経験した自分の祖父母のことを思い返した。現代に生きる我々にも問題や悩みは尽きないけれど、それでも、先に生きていた全ての人たちが繋いでくれたからこそ今日があって私がいる。

    歴史を知って、なぜ過ちが起こったかを考えなければいけないと思った。
    忙しくてつらい毎日で自分のことばかり考えてそんなことをすぐに忘れてしまうからこそ、大林監督の作品が存在してくれていてよかったと思う。

  • 4.0

    nago19さん2021/04/16 22:36

    舞台か朗読劇のよう。前の人の言葉を無視した会話とカメラ目線で語るメッセージ。大林監督の想いが詰まってる。なななのかが四十九日ということ知らなかったから最初タイトル意味分からず。
    反戦・原発・過疎と町おこしとその失敗・家族の繋がり。盛りだくさんだから長くもなるか。終わってみると爽やかな後味。
    芦別の景色が素晴らしいな。札幌に住んでた頃カナディアンワールドがあったはずなのに全然知らなかった。クラウドファンディングで運営が続いてるそう。

  • 4.0

    meさん2021/04/15 09:10

    花筐、キネマの玉手箱の世界観を求めると色と映像のトリッキーさが物足りないかな
    落ち着いて見たらまた感じ方がちがうのかな
    有名な人もいっぱい出ててTVドラマっぽかった。
    なんか暗いし現実的な死に関する話も多くて私の好きなやつでは無かったけど
    この死へとことん対峙する期間を経て
    花筐、キネマの玉手箱世界に向かって行くのかと思うと興味深い

    やっぱり最後まで見たらすごく良かった
    南相馬で暮らす事を決めた女の子が送った伝書鳩の手紙に書かれた
    ”放っておかないで”
    これは劇中では窪塚くんに送った手紙だけど3.11を経た東北の人達の声だろうな
    そしてこの映画でも戦争を語る大林宣彦
    私はなんでこんなに戦争を語る物語を見ようと思ってしまうんだろうか

    樺太は8/25日までソ連と戦争をしてた
    「玉音放送聞いてなかったのかしら」
    「17日に炭鉱病院の看護婦さん達は集団自決した」
    南千島、色丹島、幅毎諸島がソ連に占領されて戦争が終わったのが9/5
    8/15日以降も情報が行かずに死んでしまった人が沢山いたなんて…
    ほんとだったんだな…
    知らないことだらけだな

  • 3.4

    みんたろさん2021/04/14 18:25

    この空の花を観て、なんだこの世界観は…これは一般的な作品なの…?と衝撃を受けたので続いて観てみた。
    大林宣彦監督作品、ほとんど観たことなかったし観ておいた方が良いのかなと。

    この空の花は舞台を観てるような感覚だったけど、野のなななのかもまた舞台っぽかった。特に前半。
    畳みかけるような早台詞、会話があっちこっち飛び交って脳が付いていかない。
    今のどういうこと?といちいち気になってたら完全に置いていかれる。

    後半はそうでもなかったけど、あの早台詞と舞台っぽい喋り方?はあんまり好きじゃないかも。観ててちょっと疲れた。

    1番最後まで観て、ハーなるほど…となった。
    全てを理解して、もう一回観たらもっと感想が言えるんだろうけど、かなり体力を使うのでまた元気な時に…。

    パスカルズの演奏シーンが凄い良かった。
    中原中也好きな方は是非。

  • 4.0

    千年女優さん2021/04/13 20:40

    北海道芦別市で古物商を経営する元病院長で3月11日14時46分に逝去した鈴木光男を弔うために芦別市に集い、久々の対面を果たした親族たちとかつて鈴木家に住み込みで働いていた清水信子。数々の正者と死者の記憶が交錯し終戦直後の旧ソ連の樺太侵攻での光男の壮絶な体験が浮き彫りとなる49日(なななのか)を描いた大林宣彦監督作品です。

    自身の大病、2011年の東日本大震災を巡る福島原発事故や2013年の特定秘密保護法の成立を経て、現代日本が「戦後」から「戦前」へシフトしているとして、戦争を体験した映画人として『シネマ・ゲルニカ』と標榜するメッセージ性の強い独創的な自主映画を製作することに使命感を感じる大林監督の「戦争三部作」の第二弾です。

    凝り固まった戦争観に胃もたれする事もありますが、「つくりもの」の映画感から生み出す映像には魅せられるものがあり、特に本作は「人は誰しもが青春時代への追憶の奴隷」という彼がそれまで撮り続けて来たテーマとの親和性も高い事もあって彼の晩年の作品では一番好みで、青春を奪われることは終わりなき悲劇なのだと思わされます。

  • 4.8

    Rさん2021/04/05 18:03

    大林宣彦監督の【戦争三部作】の第二作目。…2時間51分の力作!

    前作『この空の花~長岡花火物語』と雰囲気は似ている感あり、現在と過去が入り混じる不思議な映像から、またしても反戦の強い気持ち、東日本大震災のその後を案じる気持ちが伝わって来る傑作。

    北海道芦別市を舞台に、葬儀のために集まった(疎遠であった)家族たちの姿、亡くなった祖父の秘話を通じて、3.11以降の生き方を考えさせられる映画だった。

    この映画、全部で15章から成る。(大雑把に、以下のようなもの。)

    1.「ひとつの死から。」

    2.「それぞれの帰郷」

    3.「通夜の客」

    4.「火葬場にて」

    5.「続く朝」

    6.「古里の物語。」

    7.「同行二人(ににん)。」

    8.「この家の秘密」

    9.「初なのか講義」

    10.「夏の日の歌。」

    11.「人は、さ迷う。」

    12.「この家を、出る。」

    13.「過去-1945年夏。」

    14.「そして、現在。」

    15.「なななのか。」

    ある老人の死=光男(品川徹)をきっかけとして、通夜→初七日→なななのか(四十九日)という儀式を経るうちに、故人の戦争体験や恋愛などが綴られる。

    本作を観て知ったのは、樺太は8月15日の終戦を知る人は殆どおらず、8月下旬や9月5日までソ連から攻撃を受けていたということ。故人は樺太の軍に居た。

    この映画の不思議な所は、清水信子という女性の存在。演じるのは常盤貴子。

    そして、もう一人、綾野という女性の存在。演じるは安達祐実。

    ただ、「夢か現(うつつ)か…」と思って観ていると、終盤で謎の秘密が暗示される見事な物語となる。


    「戦争では、芸術は殺されない!」とか「3.11を経験したから、人の繋がりを…」といった、力強いメッセージを感じる。

    また、この映画で時折流れる(というか12~13人で演奏される)テーマ曲が美しい。

    幻想的な面も持ちつつ、しっかりと現実も捉えた大林宣彦監督の傑作🎥

  • 3.8

    しようまちやんさん2021/02/15 23:56

    樺太での戦争を体験した
    北海道・芦別の町の大ロートル
    =ミツオが92歳で往生。
    四十九日までに垣間見る、
    彼の青春と束の間の恋!!

    いやー3時間おれは一体
    何を見てたのか。
    3時間見てたのに
    さっぱり分からん!笑
    登場人物たちがそれぞれの死生観や
    平和思想らしきものを語るけど
    シェイクスピア劇のような
    マシンガン・トークだし、
    そのうえ何かにつけて
    妙に文学的で婉曲な表現を用いるから
    見事に置いてけぼりをくらった・・・
    こういう作品を1回見て
    理解できる人ってすごいなあ

    ユミ・アダチが16歳の役だったね!
    見えなくもないからまたすごい笑

    テーマ曲が本当に美しい。
    楽隊の最後尾に
    キヨシ・ヤマシタが居るのは、
    制作者の特別な思いがあるのか、
    ネタなのか、目の錯覚なのか。
       
    2021.2.15

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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