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飼育

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巨匠・大島渚、原作・大江健三郎による衝撃の問題作。黒人兵を飼育する村人たちの混沌と狂気を描く。

第二次世界大戦末期の昭和20年の初夏。東京郊外のある山村に、アメリカ軍の飛行機が墜落した。そして唯一の生存者である黒人兵が、村人たちの猟の罠にかかり村へと連れてこられる。村人たちは彼を捕虜として地主の蔵に閉じ込め、輪番制で“飼う”ことにする。しかし食糧が限られている中での飼育は、村人たち自身をも過酷な状況へ追いつめていく。

詳細情報

関連情報
原作:大江健三郎
音声言語
日本語
制作年
1961
制作国
日本
対応端末
公開開始日
2014-04-11 15:00:00
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飼育の評価・レビュー

3.5
観た人
517
観たい人
431
  • 3.6

    chaooonさん2021/04/21 23:56

    続けて大島渚監督作品🎬

    大江健三郎の同名小説を映画化した問題作。
    松竹退社後の大島監督が初めて独立プロで監督した作品でもあるとか。

    昭和20年、第2次世界大戦末期の日本。
    東京郊外にある山村にアメリカ軍の飛行機が墜落し、1人の黒人兵が村に連れてこられる。
    地主の蔵に閉じ込め、輪番制で飼うことになったが、次第に不穏な空気が村全体に蔓延していく…。

    黒人兵に向けられる村人たちの差別や偏見。
    辟易してしまうほどの強い憎悪の攻撃は見ていて痛々しい😨

    村に迎えた「異物」へ向けられていた嫌悪や恐怖の形が、いつしか形を変えて、内へ内へと向かい巡っていく。
    露になる村人たちの醜さや隠されていた真実。
    なんかゾッとした🥶

    自分たちの保身のため、都合の悪いことはいいように他人になすり付け、いかに恩恵に与るか、それしか考えてないように見える。

    その全てを見つめる子供たち。
    あああ…
    好奇心はあれど悪意はない、無垢な子供たち。
    無邪気に川で黒人兵と戯れる子供たちの姿は唯一救いだったけど、結局は腹黒い大人たちの悪意にいずれは染まっていくのだろうか…。

    これはかなり怖いものを見てしまったな…🥶

    それと、この時代の三國連太郎は初めて見たけど、なんかやはり存在感あるな✨

  • −−

    ガリゴさん2021/04/18 10:47

    驚くほど長いロングショットや、ハッとするような美しいショットが多いのでかなり画的に計算された感じがある。
    なんだけどこの集落の人たち(特に大人の男は全員)の言動が最悪なので、終始イヤーな気分にさせられる。

    三國連太郎は良い役者(私が言う事でもないけど)だけど、顔立ちに品がありすぎてあまり田舎の集落の人っぽくないなーと思ってしまった。

  • 3.2

    haiziさん2021/04/17 23:26

    狭いコミュニティに突如混入してきた“異物”に対して人は、子供は。。。

    苦しくなるくらい露悪的。。。
    戦争時の“国家”とか“狭い共同体”とかの重いストーリーだと思って、村社会って嫌だわ~なんて思ってみていたけど、ん。。。?!
    そんな事じゃないような気がする。
    とにかく叱られないように、とにかく自分が不利益を被らないようにって思考で行動する奴らの集合体。
    “事なかれ主義”と“責任の押し付け合い”じゃん!

    こうゆう奴って今もいっぱいいるよね。今の時代の会社とか組織とかにもよくある話だわ。
    時代とか国とか関係なくて、人ってそうゆうとこあるなぁって思った。(勿論、私も含めて。。。)

    願わくば、、、子供たちは未来に自分とは違うものを知ろうっていう心意気を持った人になってほしいと思う。
    私もそうありたいし。。。

    50年前の作品で、こんなに感情が揺さぶられるなんて、、、大島監督はやっぱり凄い方なんだろうなぁ。
    よくわかんないけど、なんか気持ちがグワァ~!!ってなったし。。。。



    合掌。。。

  • 4.1

    セッセエリボーさん2021/04/17 17:08

    全く観た記憶がなかったけどなんかクリップされてた。大江版『飼育』とはあまり関係がないがじゅうぶん面白い。ひとつの空間に大勢を配置する騒々しいロングショットに加えて珍しく画面単体でパンチのあるところも多くて、この時期の方がやっぱり見やすいな。

  • 3.4

    ハタケさん2021/04/16 21:23

    “儀式”のレビューで「日本という国が嫌になっちゃったな」と書いたけど、これはもう人間が嫌になっちゃうレベル。

    村という狭いコミュニティで生きているからこういうことになってしまうのだろう。
    それは日本に限らず外国だって、昔に限らず現代だって。

    そしてそのような環境下であろうとなかろうと、人間とは愚かで汚くて醜いものだ。自分もね。

    そもそも戦争からして、人間って本当に何をやってるんだろうか。

    とにかく絶望的に嫌な気持ちになったので、少しでもホッコリするシーンはなかったかな、と振り返った。かろうじて田んぼのシーンくらいかな。


    こんなに深く色々と考えさせてくれる大島渚監督は偉大だと思った。

  • −−

    degさん2021/04/16 15:04

    第二次世界大戦の終わりごろ、獣用の罠にかかった黒人アメリカ兵を憲兵に引き渡すまで村で「飼育」する話でした。
    劇中にもありますが「この世は地獄」って感じでした。
    始終、暗いし不穏だし理不尽だし…人間の本質、性根も描かれてるようにも思います。

  • −−

    TakahashiKieさん2021/04/16 12:06

    人間って滑稽だ。日本社会の縮図みたいなムラ社会。日本社会、いや、世界に通じるものかもしれない。
    女と子供の考えはいつだって軽んじられて、なかったことにされるんだ。
    大江健三郎の原作は子供と黒人の関係がもっと深く描かれているようなので、そっちも読んでみたいです。

  • 2.5

    genさん2021/04/16 11:37

    大江健三郎の同名小説の映画化作品。小説では主人公の少年のある種の成長物語のような感じだったが、映画では閉鎖的な村社会の様子が描かれています。

    大戦中、村の納屋に閉じ込めることになった、言葉も通じない黒人は村人からしたら同じ人間という認識が薄く、まるで動物を飼育するように世話をします。世話をする子どもたちはそれでもなんとなく黒人に対して愛着を持って世話をしたりしてほのぼのしたシーンが流れたりもするんですが、途中から様子がかなり変わっていきます。

    村では、疎開者が来ていたり、出兵前の若者がいたり、本家と分家の間での人間間トラブルなど、いろいろな問題を抱えているわけです。それが一気に表面化していくことで、村人たちの不満は絶頂に達していきます。誰が悪いんだ?なんでこんなことが起きてるんだ?狭い村の中でその答えを村の中のものにすることはできません。

    そこで村人たちの思考がどうなるのか、せや!全部黒人が悪いってことにしたろ!となるわけです。意味わかりませんよね。でも村人たちは、せやな、あいつ来てからなんかおかしいし。って言いだすわけです。怖すぎます。閉鎖された村社会の異常性が見えて恐怖を感じました。

    村ではつねにいろいろなトラブルがあり、黒人のせいにするまで村人同士で揉めまくるんですが、基本的にそのときのカメラワークはかなり引きで撮っており、村人というか村全体の異常性と滑稽さを俯瞰して観れるようにしているのが特徴的でした。

    モノクロ&音割れ気味の音質&方言で、観にくいわ、聞こえにくいわで久しぶりにリタイアしそうになった映画でした。昔の邦画は特にそうですが、基本的に邦画の声は聞こえにくいので、邦画であっても字幕つけてほしいですねー。

  • 3.7

    すぽんじさん2021/04/15 23:27

    【ループ】この世の中は地獄だ【追いかけっこ】

    昭和20年初夏,太平洋戦争末期
    opの映像&音楽がもう不穏。
    人間の腹の中に蠢くドス黒いものを
    ずっと突き付けられる感じ。
    いじめや差別が無くならないのは
    どうしてなのか見せられる無限ループ地獄。
    地獄過ぎてコミカルに見えてくる自分も含めて人間って本当に怖い。

    一体クライマックスが何回あるんだ!、
    ってくらいクライマックスだらけ。
    善が悪にもなるし、悪が善にもなる。
    そしてそれは永遠に繰り返される。
    ひとつ改めて思い知るのは、
    「悪い様にはしないからさ」と言う人物が近くに居たら走って逃げること。

    2021/04/15Amazon Prime Video

  • 3.7

    すずきすずさん2021/04/15 16:09

    松竹時代とATG時代の繋ぎ目的な位置にある映画。『少年』にも似て、大島渚映画としては物語性が強いのが特長です。

    松竹時代の前衛性とも、ATGの低予算アヴァンギャルドとも微妙に違い、大江健三郎の原作にかなり依拠して、大島渚監督作品の中では、物語性が強く、とっつき易い映画だと思います。

    とは言え、日本の土俗的な村社会への批判精神は切れ味鋭く、私の胸に刺さりました。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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