BILLIE ビリー 不世出のジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。その44年の短い生涯は波乱の連続だった。10代半ばで生活のため身体を売り、過酷な人種差別と闘い、麻薬と酒に溺れて幾度となく逮捕され、身も心もボロボロになりながらステージに立ち続けたビリー。だからこそ彼女の歌には凝縮された生が刻印され、20世紀屈指の伝説となった。 ¥330 スージーQ ‟モータウン”デトロイトの音楽一家で育ったスージーは姉たちとのガールズバンドを経てイギリスに渡り、1973年リリースの「キャン・ザ・キャン」が全英1位となり、続く「48クラッシュ」「デイトナ・デモン」も大ヒットし、同年のイギリスで最高の売上を記録するアーティストとなった。わが国でも大人気を博し毎年のように来日公演を成功させた。 ¥440 夢のアンデス 1973年の軍事クーデターによって誕生したピノチェト政権の弾圧の記憶と、新自由主義に基づく経済政策がもたらした負の遺産が今なお大きな影響を及ぼしているチリ社会の苦悩を、雄大なアンデス山脈を臨む美しい映像とともに詩的に描き出していく。 ¥440 マルジェラが語るマルタン・マルジェラ なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか?革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵、本質を見極め、決して妥協しない。マルジェラの創造性と仕事術、その全貌が明かされる。 ¥440 コレクティブ 国家の嘘 2015年10月、27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となったルーマニア・ブカレストのライブハウス“コレクティブ”での火災。一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡、最終的には死者数が64名まで膨れ上がってしまう。事件を不審に思い調査を始めたスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長は内部告発者からの情報提供により衝撃の事実に行き着く。その事件の背景には、莫大な利益を手にする製薬会社と、彼らと黒いつながりを持った病院経営者、そして政府関係者との巨大な癒着が隠されていた。一方、報道を目にした市民たちの怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職へと追いやられ、正義感あふれる保健省大臣が誕生する。彼は、腐敗にまみれたシステムを変えようと奮闘するが…。 ¥440 犬は歌わない 宇宙犬として有名なライカはかつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いていた。そして街にはこんな都市伝説が生まれていたーーライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっているーー宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会をソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す。 ¥440 大海原のソングライン 5000年前、太平洋には海を渡る人々がいた。彼らは数千年に渡って大海原を攻略し、地球の半分を覆う島々にたどり着いた。文字が普及する前の時代、彼らは音楽で交流していった――。監督とプロデューサーの2人は3年間に渡りその航路をたどった。台湾から出発してオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、さらに太平洋の向こう側に位置するマダカスカル、そしてイースター島に至るまで16の島国に残る伝統的な音楽やパフォーマンスを記録していった。 ¥440 SLEEP マックス・リヒターからの招待状 2018年7月、真夜中のロサンゼルス。総合芸術施設であるグランド・パークに、一人のミュージシャンがやって来た。“眠り”をテーマとした異色のコンサート【SLEEP】の中で演奏される「SLEEP」の作曲を手掛けたマックス・リヒターだ。コンサートは明け方まで約8時間以上に渡って続くため、リヒターをはじめ演奏者たちは準備に余念がない。やがて観客たちが入場。ステージの前には簡易ベッドが並び、観客は寝袋を出したり毛布を広げたり、それぞれのやり方でコンサートに備える。驚くべきことに、ミュージシャンが演奏中に観客は寝てもいいし、会場を自由に歩き回っても、外に出ても構わないのだ。そんな型破りなコンサートをリヒターが思いついたのは、睡眠に対する素朴な興味からだった。睡眠は人間にどんな影響を与えているのか。音楽はどんな風に人間の脳に影響を与えるのか。リヒターは脳科学者のデイヴィッド・イーグルマンの協力のもと音楽と睡眠を科学的に分析し融合、これまでに誰も経験したことのない新しい音楽体験、そして最高級の“眠り”と“目覚め”へと導くための楽曲「SLEEP」を作り上げていくー。 ¥440 ブックセラーズ 社会の多様化やデジタル化で、本をめぐる世界は大きく変わってしまった。書店は、本は、未来に生き残るのだろうか…いや、本の魅力は絶対になくならない。本を愛する人たちのそんな思いに応えてくれるのが、本作『ブックセラーズ』だ。世界最大規模のNYブックフェアの裏側から、業界で名を知られたブックディーラー、書店主、コレクターから伝説の人物まで、登場する人々の本への愛情、ユニークなキャラクターには誰もが心惹かれずにはいられない。インタビューに登場するNY派の錚々たる作家たちや、ビル・ゲイツによって史上最高額で競り落とされたダ・ヴィンチのレスター手稿やボルヘスの手稿、「不思議の国のアリス」のオリジナル原稿など希少本が多数紹介されるのもたまらない魅力だ。本を愛するすべての人に届けたい一級品のドキュメンタリーである。 ¥440 ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン 2020年に70周年を迎えるファッションブランド“ピエール・カルダン”。現在もカルダン自身が彩配を振るう伝説のブランドの仕事現場と97歳を越えて尚、精力的に活動を続ける天才デザイナー・カルダンの活動にカメラが初密着。ブランドを掲げながらもブルジョワ向けのオートクチュール(高級仕立服)から脱却し、大衆向けのプレタポルテ(既製服)に本格参入、女性中心の服飾業界で世界初のメンズコレクションを実施、服飾以外でのロゴ使用=ライセンス契約を導入するなど、カルダンが実施した活動は、当時のモード界では初の異例づくし。そんな世界中に革命を起こしたカルダンの功績に国内デザイナー・森英恵、桂由美などのインタビューや当時の映像で迫る、服飾ドキュメンタリー。 ¥440 音響ハウス Melody-Go-Round 国内外のミュージシャンから信頼とリスペクトを集めるレコーディングスタジオ・音響ハウス。創業以来、東京の銀座に本社を置き、2019年12月に創立45周年を迎えた。数多くの名曲が誕生したレコーディングルームでは、大貫妙子、高橋幸宏、葉加瀬太郎、佐橋佳幸らゆかりの深いミュージシャンたちの手によって新たな楽曲が生まれようとしていた。 ¥440 レンブラントは誰の手に 2018年、オランダから伝えられたあるニュースが、世界に衝撃を与えた。44年ぶりにレンブラントが描いた肖像画が発見されたのだ。競売で落札した絵が実はレンブラントの作品だったと発表したのは、野心に燃える若き画商オーナーのヤン・シックス(11世)。それは果たして本物のレンブラント作品なのか、はたまた無名の画家の作品か…? 一枚の肖像画をめぐる議論は、やがて真犯人を探すミステリーのような展開に。監督は『みんなのアムステルダム国立美術館へ』(14)で美術館の舞台裏に深く切り込んだウケ・ホーヘンダイク。美術ドキュメンタリーを専門に、長期間にわたる取材によって数多くの作品を発表してきた監督は、本作を「アートスリラーとしてつくりたかった」と語る。その言葉通り、美術界を大きな混乱と興奮に陥れた大騒動とその顛末が、スリリングかつサスペンスフルに映しだされる。 ¥440 GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生 ケニア在住の94歳、通称“ゴゴ (おばあちゃん)”。 彼女がチャレンジするのは小学校の卒業試験。プリシラ・ステナイは、3人の子供、22人の孫、52人のひ孫に恵まれ、ケニアの小さな村で助産師として暮らしてきた。皆から“ゴゴ”(カレンジン語で“おばあちゃん”) と呼ばれる人気者だ。ある時、彼女は学齢期のひ孫娘たちが学校に通っていないことに気づく。自らが幼少期に勉強を許されなかったこともあり、教育の大切さを痛感していたゴゴは一念発起。周囲を説得し、6人のひ孫娘たちと共に小学校に入学した。年下のクラスメートたちと同じように寄宿舎で寝起きし、制服を着て授業を受ける。同年代の友人とお茶を飲んで一息ついたり、皆におとぎ話を聞かせてやることも。近頃は新しい寄宿舎の建設にも力を注いでいる。すっかり耳は遠くなり、目の具合も悪いため勉強するのは一苦労…。それでも、助産師として自分が取り上げた教師やクラスメートたちに応援されながら勉強を続け、ついに念願の卒業試験に挑む! ¥440 ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった 1976年11月25日、サンフランシスコ、ウィンターランド・ボールルーム。激動の70年代後半に、一つのバンドがその活動に終止符を打った。彼らの名は「ザ・バンド」。ボブ・ディランをはじめ音楽史に偉大な足跡を残したミュージシャンたちから尊敬されるロック史上、最も重要なバンドの一つである。本作はギターのロビー・ロバートソンが2016年に綴った自伝を元に、バンドの誕生からボブ・ディランとの出会い、彼のバックバンドとして回ったツアー、ウッドストックの“ビッグ・ピンク”でのレコーディングの日々の中で生まれた美しい兄弟の絆、その後に訪れる乗り越えがたい軋轢、そして伝説的解散ライブ「ラスト・ワルツ」まで――才能、幸運、苦悩、狂気が横溢する創造の旅路を追ったドキュメンタリー。 ¥440 ようこそ、革命シネマへ 2015 年、スーダンの首都ハルツーム近郊。度重なる停電により、すでに何日も電気は復旧しないままだった。イブラヒム、スレイマン、エルタイブ、マナルの4人は、暗闇に乗じて映画撮影の真似事を始める。それは、アメリカ映画史に残る傑作『サンセット大通り』の名ラストシーンだった。すでに還暦を過ぎた4人は、スーダンで映画作家として活躍していた45年来の友人だ。1989年、独裁政権の誕生により映画産業が崩壊し、長らく離散していたが、母国に戻り再会を果たす。郊外の村を訪れて細々と巡回上映を続けていたが、長年放置されていた屋外の大きな映画館の復活を目指して動き始める。映画館主や機材会社と交渉し、街の老若男女に観たい映画のアンケートを取り、着々と準備を進めていくのだが…… ¥440 NETFLIX/世界征服の野望 世界最大の動画配信サービスへと成長を遂げただけでなく、製作面でもすでにハリウッド・メジャーを質量ともに凌駕して、国際的な映像ビジネスに革命を起こした最強企業・NETFLIX。怒涛の快進撃を続ける彼らは、なぜここまで勝ち続けられるのか!? その徹底した思想と戦略の原点は同社の創業期にあった…。NETFLIXの共同創業者で元CEOのマーク・ランドルフをはじめ、同社の主要創業メンバーや当時の競合相手たちが振り返る、驚きと興奮に満ちた壮大かつ痛快なサクセス・ストーリーにして、弱肉強食のビジネスで勝つための極意がぎっしりつまったベンチャー企業家のための最新教科書! そして初めて明かされる業界裏話と極秘情報がいっぱいの禁断の暴露ドキュメンタリー! ¥440 メイキング・オブ・モータウン デトロイトの片隅の一軒家から世界の音楽を塗り替えた音楽レーベル“モータウン”。創設者ベリー・ゴーディが伝説を作るノウハウを初めて語った。黒人差別、暴動、戦争、激動の米国での創業一代記である。 ¥440 ハニーランド 永遠の谷 3年の歳月と400時間以上にわたる、対象との親密な関係の中で撮影された物語は、驚くほどユーモアに富み、人間と自然との繊細で絶妙なバランス、急速に姿を消しつつある生き方を、厳しくそして優しく描き出す。そしてそれは、ある素晴らしい女性の回復力についての忘れえぬ崇高な証となった。 ¥440 パヴァロッティ 太陽のテノール 聞けば誰もが虜になる歌声を持つルチアーノ・パヴァロッティの初ドキュメンタリー映画が完成した。『ラ・ボエーム』『トスカ』などの絶頂期のパフォーマンスや、『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」をはじめとする名曲を3大テノールで競演した伝説のステージ、故ダイアナ妃との交流やボランティアなどの幅広い活動、家族とのプライベートライフなど貴重な映像から伝わるのは、歌唱力より高い人間力。さらに、新たに撮られた23人のインタビュー映像では、U2のボノがパヴァロッティのアーティストとしての信念を証言し、マネージャーやエージェントがショービジネスの裏側を明かし、前妻、最後の妻、3人の娘たち、そして愛人は欠点が同時に魅力だった素顔を告白、生きることのすべてを全力で愛した男の輝かしい日々が浮き彫りにされる。 ¥440 ヒロシマへの誓い- サーロー節子と共に - 13才の時に広島で被爆し、300数名もの学友を瞬時に亡くしたサーロー節子。後にカナダ人と結婚しトロントに移住した彼女が全世界に向けて平和活動を続ける姿を4年間に渡って密着取材したドキュメンタリー作品。 ¥440 ようこそ映画音響の世界へ 1927年に初めての本格トーキー映画『ジャズ・シンガー』が誕生。それ以降、映画音響は今現在も少しずつ進化の道を歩んでいる。本作ではジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、アン・リー、クリストファー・ノーラン、ライアン・クーグラーなど、著名で独創的な映画監督たちが映画の“音”へのこだわりや芸術性を語るほか、映画の“音”において大きな影響をもたらした名作映画たちを振り返り、知られざる映画音響の歴史に迫る。 ¥440 リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ 音楽ファンならば知らぬ者はいない稀代のフロントマン、リアム・ギャラガー。伝説的なロックバンドオアシスの成功でスターダムにのしあがる反面、破天荒でスキャンダラスな行動でメディアから度々バッシングを受け、さらに兄弟との確執が表面化し、バンドは解散状態に。そこから新たに結成したバンドも解散となってしまう。失意の中、自らの力だけで音楽の世界を生き抜くことを決意したリアムは自身の音楽人生を賭け、ソロデビューアルバム『As You Were』を発表する―。『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』はイギリスのロックシーンを牽引するロックンロール・スター=リアム・ギャラガーの成功、挫折、苦悩そして、再起を賭けた感動的な復活劇を映し出す。 ¥2,200 娘は戦場で生まれた いまだ解決をみない未曾有の戦地シリア。戦争と人間の真実を赤裸々に映しだす、緊迫のドキュメンタリー!各国の映画人を衝撃と感動の渦に巻き込み、数々の映画賞を受賞!批評サイト・ロッテントマトにて批評家99%、観客97%と双方より高評価を獲得している傑作ドキュメンタリー映画 ¥440 サウナのあるところ 世界幸福度ランキング2年連続1位となったフィンランドの人々の日常にサウナがある“幸せ”を感じさせる異色ドキュメンタリー。 ¥440 21世紀の資本 原作本は700ページを超える超大作だが、映画は難しい数式など一切使うことなく、「ウォール街」「エリジウム」「ザ・シンプソンズ」などの映画やアニメをふんだんに引用し、時代を彩ったヒット曲をちりばめながら(音楽担当はエレクトロポップ・デュオ、エールAirのジャン=ブノワ・ダンケル)、わずか103分で原作本のエッセンスを五感に叩き込む。まさに唯一無二の“学べる”エンタテインメント! ¥440 ロイ・コーンの真実 人を操る天才として知られ “現代のマキャヴェリ”とも称された悪徳弁護士ロイ・コーン。扇動的な右派の1人に過ぎなかった彼が、いかにして政界への影響力を強めていったのか。ローゼンバーグ事件の検事として裁判で強引に勝利を勝ち取り、ジョセフ・マッカーシーの右腕となり彼の悪評はアメリカ全土に広まる。ニューヨーク政界の黒幕、マフィアの相談役、ホワイトカラー犯罪者、さらにあのドナルド・トランプの助言者として頭角を現していった男の真実に迫る。 ¥440 デヴィッド・クロスビー:リメンバーマイネーム 人気ミュージシャンであるデヴィッド・クロスビーが自らの音楽キャリアについて語る、人生に深く切り込んだドキュメンタリー作品。死をおそれながらも70歳を超えてまだなお精力的に創作を続けているクロスビー。自省と後悔、恐れと活力、そして家族と音楽への揺るぎない信念。自身の紆余曲折だらけの人生をユーモアと辛辣さを交えて語る。彼が語る刺激的な物語は、昔からのファンだけでなく新たなファンの心にも響く。 ¥218 劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説 2006年に放送を開始した「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」。ついに初の映画化! ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く